俳優のトリンドル玲奈、宮本茉由、木村了、Kis-My-Ft2の千賀健永が7日スタートのテレ東系連続ドラマ『レプリカ 元妻の復讐』（月曜午後11時6分）の記者会見に出席。共演者の“二面性”を明かした。

　原作は、各電子書店で第1位、電子コミックとしては驚異の200万部を誇る大人気作、原作・タナカトモ氏、作画・ひらいはっち氏『レプリカ 元妻の復讐』（ゼノンコミックス／コアミックス）。子どもの頃から自分を虐め続け、さらには夫も奪った因縁の相手への復讐を誓い、子どもの頃から地味で大人しかった藤村葵の顔も名前も捨て、伊藤すみれとして生まれ変わり、奪われた人生を奪い返す、痛快無比な「整形復讐」エンターテインメントをドラマ化。

　本作の主演で、整形し顔を変え別人になりすましてでも復讐していく、＜整形前＞藤村葵と、＜整形後＞の伊藤すみれのヒロイン二役をトリンドル。すみれ（葵）の幼なじみで桔平の妻。欲望に忠実で、すべてを奪った因縁の女・花梨役に宮本。優しさの裏に優柔不断さを抱え、流されるままに人を傷つけてしまう花梨の夫ですみれ（葵）の元夫・桔平役に木村。心を見抜くバーテンダーで、すみれ（葵）の復讐に興味を持ち接近するが、その動機や過去には謎が多い謎めいたバーテンダー・ミライ役を千賀が演じる。

　トリンドルは出演が決まった際の心境を「個人的に復讐劇を見るのが好きですが、自分にそういうイメージがあまり湧いてなかったので、そういうお話をいただけてうれしかった。整形前の葵と、整形後のすみれと、どちらも自分が演じさせていただけるのがすごくうれしいなと思って、頑張ろうと思いました」と喜びを語った。

　役作りについては、「最初は特殊メイクをすることが決まっていたわけではなく、皆さんとお話するところから始まりました。幼なじみや元夫にも気づかれないほど顔が変わるってどのぐらいだろうって。試行錯誤して特殊メイクに行き着きました。初めて特殊メイクをした写真を家族に送ったら、『誰？』と言われました」と振り返った。

　イベントでは、登壇者全員が撮影現場で感じた共演者の「意外な顔」「予想外だったところ」をフリップを使って紹介するコーナーも。

　トリンドルは宮本について「クールな印象だったのですが、実際はすごくおちゃ目」とコメント。「シュッとしてる感じでかっこいいイメージがありました。それは今でもあるんですが、本当におちゃ目で、急に踊ったりもする。この間、花梨の動きからプチ踊りをしていたんです。面白いんですよ、ずっと」と笑顔で語った。

　宮本は木村について「影の努力家」と表現。「撮影日があまり被らなかったのですが、すごくお芝居が素敵で勉強したくて『どうやってセリフを覚えているんですか？』と聞いたら、『生のお芝居ができるようにセリフを前々からあえて入れないで前日に』」と感心。すると千賀が「了くんの影の努力家なところをリークさせていただいて」と口を挟み、宮本は「お休みの日にちゃんとジムに通われてたり、メンテナンスをされてたりとかして、もう素晴らしいなと。それ聞いて、私も次の日ピラティス行きました」と明かした。

　木村は千賀について「すごく明るくてやんちゃボーイなイメージがあると思うんですけど、僕が思ったのは超繊細」と語り、共演者も「わかる！」と声をそろえて共感。「常に周囲をよく見ていて、みんなのことをちゃんと把握してる。少しでも元気がない人を見つけたら『大丈夫？』と声かけに行ったりとか。共演者全員のことを気にかけて、みんなのことをちゃんと見てる」とその人柄を称えた。

　最後に千賀は、トリンドルについて「責任感と体力お化け」と驚いたことを挙げ、「1番笑顔を振りまいて、スタッフさん、共演者を盛り上げてくれてるのは、トリちゃんだなって思ってて。主演の人って責任が乗っかるじゃないですか。だけど、みんなを元気にしたり、笑顔にしたり、そういう座長の背中を見て、この子のために頑張ろう！っていう気持ちにさせてくれるような座長。びっくりするぐらい、男らしさを感じました。ついてきます！って感じです」と話した。