仲村トオル、“15歳”中山美穂さんとの初共演を回想「ずいぶん大人っぽい答えだった」
俳優の仲村トオルが28日、都内の丸の内TOEIで実施されている「さよなら 丸の内 TOEI」プロジェクト内で上映された映画『ビー・バップ・ハイスクール』(1985年公開)の舞台あいさつに登壇。本作で共演した中山美穂さんとのエピソードを披露した。

1985年公開の映画『ビー・バップ・ハイスクール』で共演
俳優の仲村トオルが28日、都内の丸の内TOEIで実施されている「さよなら 丸の内 TOEI」プロジェクト内で上映された映画『ビー・バップ・ハイスクール』(1985年公開)の舞台あいさつに登壇。本作で共演した中山美穂さんとのエピソードを披露した。
デビュー前、学生生活を送っていた仲村は、約6000人が参加した本作のオーディションを受け、主人公の1人・中間徹役を勝ち取り、清水宏次朗(加藤浩志役)とのダブル主演で芸能界デビューを果たした。ブレイク直後の中山さんは、ヒロインの泉今日子を演じ、主題歌『BE-BOP-HIGHSCHOOL』の歌唱も担当した。
撮影時、仲村は20歳で中山さんは15歳。仲村は、当時の中山さんの印象を聞かれ、「僕からすると5歳年下の子は、すごく年下な感じがしていたのと、すでにトップクラスのアイドルだったので近寄りがたいというのはありました。そんなに現場で話をした記憶はなかった」とコメントした。
40年ぶりに劇場で作品を鑑賞して、徹と今日子が夜中におばあちゃんの家に逃げたシーンを回想。「あの場所には控室がなくて、僕が引き戸の前で待っていて、美穂ちゃんは畳の部屋にいた。真っ暗な中で美穂ちゃんの目がすごく光って見えていて、『こんな風に見ると猫みたいだね』と僕が話しかけたら、『そうだよ。そう簡単に尻尾は振らないし媚びないし』と答えた」と明かし、「今思うと15歳の女の子にしたら、ずいぶん大人っぽい答えだった。『どこで会話をしたんだっけ?』と思い出せなかったんですけど、夜のシーンを見て今日思い出しました」と懐かしんだ。
1960年9月20日に開業した映画館「丸の内TOEI」が、東映株式会社本社の入る東映会館の再開発に伴い、2025年7月27日に閉館。65年という長い歴史のグランドフィナーレを彩る「さよなら 丸の内TOEI」プロジェクトとして、25年5月9日から7月27日の80日間にわたる100作品以上の傑作特集上映に加え、劇場を活用したさまざまなイベントを実施している。
