草彅剛が『THE MUSIC DAY』出演 恩人・大杉漣さんの形見のギターで弾き語り「魂が宿ってる」

俳優の草彅剛が、日本テレビ系夏の音楽特番『THE MUSIC DAY』(7月5日午後3時放送)に出演し、恩人・大杉漣さんとの思い出の楽曲『歌うたいのバラッド』をシンガー・ソングライターの斉藤和義とともにギターで弾き語ることが29日、発表された。

草彅剛
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弔辞映像も初公開、草彅が語る大杉漣さんへの思いとは

 俳優の草彅剛が、日本テレビ系夏の音楽特番『THE MUSIC DAY』(7月5日午後3時放送)に出演し、恩人・大杉漣さんとの思い出の楽曲『歌うたいのバラッド』をシンガー・ソングライターの斉藤和義とともにギターで弾き語ることが29日、発表された。

 今回の特別企画は、2018年に亡くなった大杉さんへの感謝の思いを込めたもの。草彅は、大杉さんの形見として譲り受けたギターを使用し、生演奏・生歌唱を披露するという。

 草彅と大杉さんは、13年の舞台『二都物語』で共演。当時、楽屋でギターを弾いていた大杉さんの姿に憧れた草彅が39歳にしてギターを始めたことがきっかけで、親交を深めていった。以後、共演時にはギターを共に楽しみ、大杉さんは草彅の上達を喜んでいたという。草彅にとって大杉さんは“父親のようでもあり、時に友達のような存在”であったといい、深い信頼関係がうかがえる。

 草彅が人生の転機を迎えていた17年、大杉さんは初めてプライベートで草彅をライブに誘った。そのライブが、草彅が大ファンであった斉藤のものであり、会場で聴いた『歌うたいのバラッド』は草彅の心に深く刻まれた。この出来事をきっかけに、大杉さんを介して斉藤との縁も生まれ、今回の共演に至った。

 番組では、大杉さんとの知られざる交流秘話や、亡くなって2か月後に行われた「大杉漣お別れの会」で草彅が読み上げた弔辞の映像も初公開される予定となっている。

 草彅のコメントは下記の通り。

――ギターを始めたきっかけ、大杉さんとの関係について教えてください。

「舞台の楽屋で大杉さんがギターを弾いてたんですよね。すごくすてきな音色が聞こえて。それがすごくカッコよく聞こえて。余裕があるように見えたんですよね。僕は芝居で頭がいっぱいいっぱいになってるのに。いい意味で心に余白を持つようなことが大事なんじゃないかって思わせてくれた瞬間っていうか。その自然体な姿を見て、影響されたっていう感じでしたね。なんか俺もやりたいなみたいな~笑。それがやっぱり一番大きかった。ギターを始めたきっかけは」

――斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』は草彅さんにとって、どんな楽曲ですか。

「やっぱり、大杉漣さんにオーバーラップするというか。『本当のことは 歌の中にある いつもなら照れくさくて言えないことも』『今日だって あなたを思いながら 歌うたいは唄うよ』という歌詞が好きで、この歌詞を通して『漣さん、好きだよ!』って言えることもそうだし、照れくさくて言えないことが歌詞の中に全部入ってて。なんか、すごい歌だな……って。僕としては、ラブソングを超えた、1人の人間を愛する歌」

――大杉漣さんから譲り受けたギターは草彅さんにとってどんな存在ですか。

「大杉さんのご家族からいただいたギターを弾いていると、漣さんが亡くなった悲しみから、少し遠ざかることができたというか。『そうずっと悲しんでもいられないんじゃないの、ツヨシ君!』って漣さんに言われているような……漣さんの気持ちみたいなモノが自分の中に生まれて、悲しみを克服していったというか。漣さんが実際に長く使われていた漣さんの温もりみたいなものをギターから感じられるから、ちょっと安心するし。なんかこう、共に生きている感じがして、心強いっていうか。いつも本当に見守ってくれてんじゃないかなと思って。魂が宿ってる……っていうか。あの、漣さんを思い浮かべると不思議と力が湧いてきて……」

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