42歳・石垣佑磨、13歳下の元アナ妻への感謝 交際きっかけは意外なアプリ…家庭円満の秘訣
俳優の石垣佑磨(42)がYouTubeチャンネル「ガキちゃん」でゴジラへの熱い愛を発信し続けている。そんな石垣の活動を支えているのが、元テレビ長崎アナウンサーでタレントの妻・森真奈美と2歳の息子の存在だ。一見すると個人の趣味に見える“ゴジラ愛”だが、家族の絆を深める重要な要素となっている。ゴジラがもたらす家族への影響を聞いた。

家族の絆を深める重要な“要素”
俳優の石垣佑磨(42)がYouTubeチャンネル「ガキちゃん」でゴジラへの熱い愛を発信し続けている。そんな石垣の活動を支えているのが、元テレビ長崎アナウンサーでタレントの妻・森真奈美と2歳の息子の存在だ。一見すると個人の趣味に見える“ゴジラ愛”だが、家族の絆を深める重要な要素となっている。ゴジラがもたらす家族への影響を聞いた。(取材・文=中村彰洋)
石垣と森の出会いのきっかけは、2022年に公開された映画『虎の流儀~旅の始まりは尾張 東海死闘編~』で共演したことだった。撮影で出会ってから1年足らず、石垣の40歳の誕生日でもある同年8月28日に婚姻届を提出した。
14歳の年の差婚となったが、2人をつないだのは意外な共通の趣味だった。
「初めて嫁ちゃんと電話したのは『モンスト』(スマホゲーム『モンスターストライク』)についてだったんです。攻略法のアドバイスをするみたいなのが初電話でしたね」
まるで中高生の恋愛のようなきっかけから始まった2人の関係は、やがてゴジラ愛を共有する夫婦へと発展していった。
「彼女は頭が良くて、しっかりしていて、いろんなことができる人なので、すぐに僕も信頼するようになりました。同級生からも『若い奥さんもらったな』と言われます。結婚までも早くて、子どもも授かることができて、感謝しかないですね」
1996年生まれの森にとって、石垣が愛する『ゴジラ』は少し縁遠い存在。そんな森がゴジラ作品にどっぷりとハマっていったことには、森の実家の環境が大きく影響していた。
「嫁ちゃんのお父さんが仮面ライダーが好きでフィギュアを家に並べていたので、そういったことへの抵抗はなかったみたいです。彼女自身もお父さんへのプレゼントにウルトラマンや仮面ライダーのフィギュアを贈っていたこともあったみたいです」

現在では、森自身もSNSでゴジラについて発信するほどにゴジラ愛を抱くようになった。
「全部の『ゴジラ』シリーズを一緒に観ています。そうでないと僕のノリについていけないですからね」と笑顔。現在では、同じ作品を一緒に複数回も鑑賞するほどのハマりっぷりだという。「一切飽きたとかの反応もなかったです(笑)」と妻への感謝も語る。
2歳の息子もぐんぐんと“ゴジラフリーク”への道を駆け上がっている。「英才教育はしていない」と話すが、“ゴジラハウス”の環境が自然と息子をゴジラファンに育てている。
「以前から僕のゴジラを奪って遊んでいるくらいです。僕のフィギュア開封動画のまねをして、空のボックスにフィギュアを入れて、自分で開けたりもしています。『トーマス』や『アンパンマン』にいくのかなとも思っていましたが、全く興味を示さなかったです(笑)。思いっきりゴジラ一色ですね。特に『シン・ゴジラ』がお気に入りみたいです」
家族でゴジラ関連の場所を訪れることも多い。「つい最近、YouTubeにも投稿しましたが、淡路島の【ニジゲンノモリ】という施設に等身大ゴジラがあるんです。大阪のゴジラ・ストアに立ち寄ってから、ゴジラコラボルームに泊まりました。子どもが興奮していましたね」。

息子の自由研究は「ゴジラの生態」!?
石垣のYouTube「ガキちゃん」は、家族の協力で成り立っている。「家族の助けがないと、うちのチャンネルは成り立たないです」と感謝する。特に妻・森の存在は不可欠だ。
「基本的にカメラを回しているのは嫁ちゃんです。要所でツッコミを入れてくれたり、会話にも応じてくれます。何も分からなかったら絶対無理ですよね。ゴジラというものを知っているからこそ、僕がフィギュアの話をしている時にもどういう画を撮ればいいのか、言わなくても理解してやってくれるんです」
石垣家が現在の家、通称“ゴジラハウス”を購入したのは、息子の成長を考えてのことだった。
「どうせなら子どもに残したいなという思いもありますし、これから成長していく中で、地元というものを作ってあげたいです。だったら家を買った方がいいよねということで、引っ越しを決めて、どうせなら『ゴジラハウスにしよう』となりました」
自宅には所狭しとゴジラグッズが並ぶが、息子の手には極力触れないようにし、子ども用と展示用にしっかりと分けているという。息子がどのように成長していくのか、夢は膨らんでいる。
「自由研究はゴジラの生態をやると決めているみたいです(笑)。成長して、いつか友達が遊びに来た時に『あいつんちやべぇ!』とか言われるんじゃないかなと、今から心配になりますね(笑)」
石垣にとって、ゴジラは単なる趣味を超えた家族の絆を深める重要な存在だ。「家庭円満の中にゴジラがいる。一番目立つところに巨大なフィギュアがいるんですよ。我が家の守護神ですね」。
ゴジラという70年続くコンテンツを通じて、石垣家の家族の絆はより強固なものになった。家族と共にゴジラ愛を未来へとつなげていくという強い意志を持っている。
「ゴジラというコンテンツは一生消えない。僕が死んだ後も子どもや、その子どもへと受け継がれていくと思います。過去の作品もリスペクトしながら、新しいゴジラも受け入れて、伝えていきたいです」

□石垣佑磨(いしがき・ゆうま)1982年8月28日、岐阜県で生まれ、東京都で育つ。2000年、ホリプロ「21世紀ムービースターオーディション」で準グランプリを受賞。同年、映画『仮面学園』で俳優デビュー。『ごくせん』(02年、日本テレビ)、『WATER BOYS』(03年、フジテレビ)などに出演。23年からの2年間、ロングラン上演の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でロン・ウィーズリー役を務める。プライベートでは22年8月28日に元テレビ長崎アナウンサーでタレントの森真奈美と結婚。23年2月に息子が誕生した。
