宮澤エマ、三谷幸喜監督の無茶振りは「大変」 撮影を回顧「最終日ではまったく別人に」

俳優の宮澤エマが18日、都内で実施されたWOWOWのドラマ『おい、太宰』(29日・午後10時)の完成報告会見に出席。主演の田中圭、小池栄子、監督を務めた三谷幸喜氏と作品にまつわるトークを繰り広げ、監督の無茶振りを明かす場面があった。

完成報告会見に出席した宮澤エマ【写真:ENCOUNT編集部】
完成報告会見に出席した宮澤エマ【写真:ENCOUNT編集部】

三谷監督「言えば何でもやってくれるんです」

 俳優の宮澤エマが18日、都内で実施されたWOWOWのドラマ『おい、太宰』(29日・午後10時)の完成報告会見に出席。主演の田中圭、小池栄子、監督を務めた三谷幸喜氏と作品にまつわるトークを繰り広げ、監督の無茶振りを明かす場面があった。

 本作は、三谷監督オリジナル脚本の一度もカメラを止めない「完全ワンシーン・ワンカットドラマ」の第3弾。三谷作品初主演で本シリーズの大ファンでもある田中が、太宰治をこよなく愛する主人公・小室健作を演じ、宮澤は健作の妻・小室美代子役で出演する。三谷作品の常連である宮澤は、今作のオファーに「三谷さんのワンカットは、信頼しているであろう役者さんが出ている印象があったのでとても光栄です」と笑顔を見せた。

 三谷監督の演出について、「今回は実際に現場に行ってみないと分からないことが多かった。例えば、海に入ることを急にお願いされたり、このせりふをこのタイミングを言ってほしいですと。みんながとにかく最後まで行きつくことを目標に必死でやっている所で、これをやってほしいとかオーダーが、日に日に増えていきました」と無茶振りを告白。「私の役は、稽古場で1番最初にやっていたのと、最終日ではまったく別人になっていた。三谷さんは『これが演劇だよね』『こうやって作り上げていくのが俺たちのスタイルだよね』と言われて、いやいやこっちはけっこう大変でした」と思いを述べた。

 三谷監督が「言えば何でもやってくれるんです。僕は海を見ていると入ってほしくなっちゃう。ずぶ濡れになればなるほどおもしろい俳優さんが好きで、そういう人たちに集まっていただきました」と笑うと、宮澤は「三谷さんをぎゃふんと言わせたいという思いだけでひたすら突き進んでいきました。帝国劇場に立っているつもりで芝居をしてほしいというオーダーでした」と回想。「三谷さんに『この作品が1番きれいだった』という言葉をいただきました。今まで平清盛役とかハゲヅラを被らされたり、ひどい格好をしてきたんですけど、ようやく普通の格好をして出演しているので、ぜひ、そこも見ていただけたらと思います」とアピールした。

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