草彅剛、2年半ぶり民放連ドラ主演 カンテレ作品では最多となる9作目「身が引き締まる思い」
俳優の草彅剛が、10月スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』(月曜午後10時)に主演することが18日に発表された。草彅が民放の連続ドラマに主演するのは『罠の戦争』(2023年)以来、2年半ぶり。カンテレ制作ドラマとしては最多となる通算9作目の連ドラ主演であり、単発ドラマも含めると10作目の主演作品となる。

10月スタート『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』で“遺品整理人”役
俳優の草彅剛が、10月スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―』(月曜午後10時)に主演することが18日に発表された。草彅が民放の連続ドラマに主演するのは『罠の戦争』(2023年)以来、2年半ぶり。カンテレ制作ドラマとしては最多となる通算9作目の連ドラ主演であり、単発ドラマも含めると10作目の主演作品となる。
草彅が今回演じるのは、“遺品整理人”。原作のない完全オリジナル作品で、これまでの続編やシリーズものとは異なる、新たな挑戦となる。
映画『ミッドナイトスワン』で第44回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、NHK大河ドラマ『青天を衝け』やNHK連続テレビ小説『ブギウギ』、Netflix映画『新幹線大爆破』など多くの話題作に出演してきた草彅は、その存在感と経験値、包容力を兼ね備えた日本を代表する俳優の1人と言える。
カンテレとの関係も深く、『いいひと。』(1997年)を皮切りに、『僕の生きる道』(2003年)、『僕と彼女と彼女の生きる道』(04年)、『僕の歩く道』(06年)、『37歳で医者になった僕』(12年)、単発ドラマ『神様のベレー帽~手塚治虫のブラック・ジャック創作秘話~』(13年)、『銭の戦争』(15年)、『嘘の戦争』(17年)、『罠の戦争』(23年)と出演を重ね、今作で、カンテレ制作の連ドラ主演は、最多記録の9度目で、また単発ドラマも含めると10度目の主演作品となる。
今回のドラマには、“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”を手掛けたスタッフが再集結。これまでとは一線を画す、新しい物語が描かれる予定で、共演者や詳細な内容は後日発表される。
“遺品整理人”という役どころ「広く知っていただく良い機会になる」
草彅のコメントは下記の通り。
――『罠の戦争』以来、2年半ぶりの民放連ドラで、カンテレ主演作品は10作目(連ドラは9作目)で最多となります。オファーを受けたときの率直な感想をお願いします。
「最多ですか! また、呼んでいただけて本当にありがたいです。ホームに帰ってきた心境です。これまで節目節目に、さまざまな作品をカンテレさんと一緒に作り上げてきました。僕の一番最初の連ドラ主演は、『いいひと。』というカンテレさんのドラマでしたが、その頃を思い出して、うれしい気持ちと、また身が引き締まる思いです」
――これまでの続編やシリーズものではなく、全く新しい作品となりますが、意気込みをお願いします。
「ドキドキ、ワクワクしています。『戦争シリーズ』は3部作も続いて、とても長い時間をほぼ同じスタッフで過ごしてきたわけで、その残像みたいなものは当然あるのですが、今回、『戦争シリーズ』との違いにまず驚かされた台本でした。そのギャップや意外性みたいなものが、自分もまだ知らない、未知なる世界にいざなわれているような……そんなワクワクした気持ちになりました。初心に返って、これからみんなと新しいものを作っていこう! と思っています」
――“遺品整理人”という役どころについて。
「“遺品整理人”という職業を、これまで意識して考えたことが、実はなかったんです。脚本を読んでみて、人に寄り添うとてもすてきな職業ですし、ヒューマニズムが渦巻いているお仕事だなと思いました。リアルに基づいて描かれている脚本で、感心することばかりでした。僕も含め、これまで目を向けたことがなかった方々にも、広く知っていただく良い機会になるんじゃないかなと思います。遅かれ早かれ、誰しもに関係することですし、自分の大切な人のことを考えたり、また、自分自身のことを顧みたりする良い機会になるのではと思います」
――先日、稲垣吾郎さんの7月期・連ドラ出演が発表されました。2025年は、1月期の香取さん(『日本一の最低男』)、稲垣さん(『僕達はまだその星の校則を知らない』)、そして、10月期に草彅さんと、3人がバトンをつなぐようにテレビドラマにご出演されることになります。もちろん、映画、配信、舞台とみなさん途切れることなくご活躍ではありますが、改めて心境をお願いできればと思います。
「本当にありがたく思っています。さまざまなコンテンツが増えていますが、日本全国、みんなが一緒に誰でも楽しむことができる、やっぱりテレビって温かいものだなと思います。3人が続けて連ドラに出演するのもうれしいですし、いろんな場所で活動して、またホームに戻ると自分の中で細胞が活性化して、新しい化学反応がある気がします。活性化した今、テレビの世界をにぎやかに彩りたい、そんな気持ちです」
――最後に、視聴者、ファンの方へメッセージをお願いします。
「僕のホームである、この場所にまた戻ってきました! これまでの“戦争シリーズ”とはまた違う、新しいドラマに挑戦します。どのような作品になるのか、10月スタート『終幕のロンド』ぜひ、楽しみにお待ちいただけたらと思います!」
