格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」(14日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ／ABEMA PPVで全試合生中継）第2試合、RIZINキックボクシングルール：3分×3R（55.0キロ）

　第2試合は、BreakingDownファイターのとしぞう（29＝サイガジム）が鵜澤悠也（29＝RIKI GYM）に0-3の判定で敗戦した。RIZIN本戦初参戦のとしぞうは、地元での一戦を勝利では飾れなかった。

「人生って何があるか分からない」と語っていたとしぞう。悲願の地元・北海道でのRIZINの舞台へのモチベーションは高かったが、苦しい試合となった。果敢に攻める場面もあったが、1分1RのBreakingDownとは異なるルールのRIZINで、後半はスタミナ面での課題を露呈した。

　両者とも最後まで決定打を打てず、試合は判定での決着へ。ジャッジ3人は全員鵜澤を支持し、結果は0-3の判定でとしぞうは敗戦。4試合連続KO負け中だった鵜澤は久しぶりの勝利で、RIZIN初勝利となった。

　試合を見守っていたSNS上のファンからは「としぞうもうRIZIN出なくていいよ」「何発か効きそうなパンチは当ててたな」「次どこで試合するんだ？」「西島もとしぞうも負けちゃったか」といったコメントが集まっていた。

　BreakingDown出場で名を上げたとしぞうは、24年11月に行われた名古屋大会のオープニングファイトでRIZIN初出場。敗れはしたものの判定までもつれる激戦を繰り広げ、地元・北海道での今大会でついに本戦出場を勝ち取った。大会前には、契約中のBreakingDownに無許可でRIZINに参戦したとしてCEOから無期限の出禁を言い渡されており、退路を断っての出場だった。オープニングファイトでは、同じくBreakingDownから出場した西島恭平も判定で敗戦し、BD勢は今大会の未勝利が確定した。