「いろいろとお騒がせして…」国民・玉木代表、応援演説で謝罪 山尾氏公認取り消しには口つぐむ

東京都議会議員選挙が13日に公示され、大田区では新人で国民民主党公認の福井悠太候補がJR蒲田駅東口で出陣式を行った。同党の玉木雄一郎代表は、この日の朝に第一声を上げた八丈島から駆け付け、新人候補にエールを送った。

国民民主党公認の福井悠太候補(左)と同党の玉木雄一郎代表【写真:ENCOUNT編集部】
国民民主党公認の福井悠太候補(左)と同党の玉木雄一郎代表【写真:ENCOUNT編集部】

山尾志桜里氏の公認取り消しについて質問が飛ぶも、答えることなくその場を後に

 東京都議会議員選挙が13日に公示され、大田区では新人で国民民主党公認の福井悠太候補がJR蒲田駅東口で出陣式を行った。同党の玉木雄一郎代表は、この日の朝に第一声を上げた八丈島から駆け付け、新人候補にエールを送った。

 第一生命保険やZOOM日本法人などで会社員勤めをしてきたという38歳の福井氏は、「部長職まで行きましたが、税金や社会保険料が高く、自分より少し上の氷河期世代の苦労も見てきた。今の政治はあまりにも我々現役世代に厳しすぎる。この30年で生まれた世代の分断を埋めていく。すべての現役世代が働きやすい社会、育児や介護で仕事をあきらめる人を減らしていきたい」と都政挑戦への思いを語った。

 この日の朝、八丈島から選挙戦をスタートした玉木代表は「政治の原点は地域の暮らしの現場にある。一人ひとりの生活に目を向けていくという思いで八丈島からスタートしました。日本は排他的経済水域を含めれば世界で6番目の面積の海洋国家。そんな海から、島から、首都・東京、日本をどうしていくか。その方向性を決める大事な選挙だと思っています」とあいさつ。山尾志桜里氏の公認取り消しなど、混乱が続く党内事情は「最近いろいろとお騒がせして申し訳ありません。私たちの原点は対決より解決。世界が分断している今だからこそ、具体的な政策で世の中をよくしていきたい」と話すにとどめた。

 演説後は囲み取材に応じ「隅々まで回って都民の声を聞いていきたい。何とか議席を確保して、存在感を示していきたい」と玉木氏。山尾氏の公認取り消しについて質問が飛ぶも、答えることなくその場を後にした。

 大田区は他に、いずれも現職で日本維新の会の松田龍典氏、日本共産党の藤田綾子氏、公明党の玉川英俊氏、勝亦聡氏、無所属の鈴木章浩氏、森愛氏、いずれも新人で自民党の湯本良太郎氏、都民ファーストの会の荻野稔氏、参政党の最上佳則氏、再生の道の加藤哲雄氏、山下興一氏、自治労と自治労連から国民を守る党の越智寛之氏、諸派の原忠信氏、無所属の大和行男氏が立候補している。投開票は22日。

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