【麒麟がくる】本郷奏多が初大河ならではの苦悩明かす「すごく重い」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で放送を休止していたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、30日にいよいよ放送再開される。その第22回では、信長(染谷将太)が今川義元を討ち果たした桶狭間の戦いから4年後が舞台となり、本郷奏多が演じる関白・近衛前久が初登場する。今作が大河ドラマ初出演となる本郷が、放送前にコメントを寄せた。
30日いよいよ放送再開
新型コロナウイルス感染拡大の影響で放送を休止していたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」が、30日にいよいよ放送再開される。その第22回では、信長(染谷将太)が今川義元を討ち果たした桶狭間の戦いから4年後が舞台となり、本郷奏多が演じる関白・近衛前久が初登場する。今作が大河ドラマ初出演となる本郷が、放送前にコメントを寄せた。
「大河ドラマといえばそうそうたる方々がたくさん出演されている印象でした。今回オファーをいただいて、純粋にすごく嬉しい」と口元を緩めた本郷。自身が演じる近衛前久について「すごく偉いポジションですが、公家には珍しく、いろんなところに出向いてアクティブに動く、型にとらわれないような人物だと伺い、おもしろそうだなと思いました」とその印象を語り、「動き回る役だからこそ役の上でたくさんの方と関われるのも嬉しいです。大好きな役者さんがたくさん出演されていますし、現場でまだお会いしていない方もいますので、色々な方とお芝居をご一緒できるのがとても楽しみです」と声を弾ませた。
本郷は「みなさんと対峙したときに弱々しく見えないように、威厳を持って堂々と演じるようにしています」と若き関白を演じる上での意識を明かす。一方で、公家役ならではの悩みもあるようで……。「服をいっぱい重ねて着ていますので、すごく重いですが(笑)。烏帽子にもまだ慣れませんが、高さに気をつけながら演じています」と初大河ならではの苦労も告白した。
制作統括の落合将氏は「変わり種の公卿という難役ですが、若いが切れ者のハードな政治的シーンも、姉代わりの伊呂波太夫との軽妙なかけあいも、本郷さんが自由自在に演じていて、まさに大河史に残る『近衛前久』役だと思います」と本郷演じる前久を絶賛。高い地位にいながらも、なんだか憎めない新しい前久の姿を「麒麟がくる」の世界では楽しむことができそうだ。