NHK『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが3日、恒例の朝ドラ受けを行った。この日は連続テレビ小説『あんぱん』の第47回が放送され、太平洋戦争が開戦する展開が描かれた。戦争の影響の拡大し、健太郎（高橋文哉）もあることを明かす様子が描かれた。『あさイチ』では大吉が「泣いちゃいますね」と言葉を発して朝ドラ受けをスタートした。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

『あんぱん』の第47回では太平洋戦争が開戦。小麦粉が配給になり、朝田パンは休業に追い込まれる流れが描かれた。嵩（北村匠海）は東京の製薬会社の宣伝部に勤めるなか、友人の健太郎に赤紙が届いたことが明らかになる様子が描かれた。健太郎が手作りのカレーを嵩にふるまいながら明かした。翌日、嵩は「生きてまた会おう」と言って抱き合い、健太郎を見送った。

　一方、主人公・のぶ（今田美桜）のもとには、航海が取りやめになったと夫・次郎（中島歩）が帰ってくる展開。驚きながらもうれしいのぶ。食事しながら次郎は「のぶ」と呼びかけ、何か言おうとしたが、「いや、今は（イモの）煮っころがしを味わおう」と言う意味深なシーンもあった。

『あさイチ』では冒頭、大吉が「泣いちゃいますね」と言うと「健ちゃんが、もう心配」と語った。鈴木アナも「次郎さんも何か言いかけていたから、決まっているのかな、赤紙きたのかなとか、いや、もう……」と心配そうな表情を浮かべた。

　すると華丸が「予想しながら見るのはやめてください……ブツブツ2人だけで。オレ集中して見たいんだから」とムッとした。大吉は「金曜日の予告も僕ら見ているから」と語ると「いやあ、ちょっとこれは今週、来週、しばらくずっと……」とつらい戦争の影響を予想し、険しい表情を浮かべた。最後は「サブタイトル（『生きろ』）どおり、皆さんが無事であることを祈りながらまいりましょう」と語って番組をスタートした。

『あんぱん』は、俳優・今田美桜が主人公・のぶを、北村匠海が柳井嵩を演じ、漫画家・やなせたかしさんと妻・小松暢さんをモデルに戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦を描く物語。