中山秀征、家族への気くばりは“話を聞くこと”「全員の言い分を聞く、聞くだけでも会話なんです」
タレントの中山秀征が26日、都内で自身の新刊『気くばりのススメ』(すばる舎)の発売記念イベントを開催。家族への気くばりについて語る場面があった。

1998年に元宝塚歌劇団星組トップ娘役で俳優の白城あやかと結婚
タレントの中山秀征が26日、都内で自身の新刊『気くばりのススメ』(すばる舎)の発売記念イベントを開催。家族への気くばりについて語る場面があった。
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中山は、1998年に元宝塚歌劇団星組トップ娘役で俳優の白城あやかと結婚し、4人の息子が誕生。長男の中山翔貴は現在、俳優として活動している。
囲み取材で家族への気くばりエピソードを求められると、「喜ばれるかどうかは分からない。でも僕は褒めます」と回答。「何かを踏み出そうとしたときに悩むのであるならば、『やって失敗してみなさい』と(伝える)。やってみないと向いているか向いていないか分からない。やる前から難しい、向いていないはダメということを常日頃から子どもたちには言っています」と語った。
4人の子どもを育てた妻への感謝を述べ、「宝塚から仕事を辞めて、子育てに専念したいと(言ってくれた)。小さい頃は絶対に一緒にいたほうがいい、後悔をしたくない。僕はなるほどと思った」とコメント。「もし大きくなってトラブルがあって、小さい時にこうしておけばよかった、愛情が不足していたという後悔だけは絶対にしたくない。やるべきことを全部やって、それでも何かあるのであればやむを得ない。後悔をしたくないというのが、彼女の生き方だったので、私もできることは全部やろうと思ったのが子育てでした」と言及した。
妻の思いに共感し、家族のコミュニケーションにつながったことを説明すると、「気配りという形で言うのであれば、聞くということ。食卓を囲んで今日1日何があったか、つまらないことでもいいんです。子どもには子どもの意見が絶対にある。言っていることが全部あっているとは思っていません。でも聞いてあげる」と熱弁。「聞いてあげないと、誰に話していいのか分からない、家で聞いてもらえなかったら話さなくなる。聞くことがスタートで、聞くことが会話。しゃべるのも会話ですけど、聞くだけでも会話なんです。家庭の中での気配りとしては、全員の言い分を聞く。時には発散したいこともあるし、怒りもあるでしょう。それも含めて聞きます。それが家族への気配りです」と明かした。
本書は、芸能生活40周年を迎えた中山が、人間関係の達人たちから学んできたコミュニケーションの真髄を明かした一冊。気くばりを出発点に、話し方、聞き方、初対面、雑談、日常会話、スピーチ、人付き合いなど、さまざまな観点から伝授する。
