渡辺直美、ピクサー最新作で日本人初の快挙 USオリジナル&日本版声優に挑戦「英語が大変でした」
米国在住のお笑いタレント・渡辺直美が、8月1日公開のディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』(原題:Elio)で、USオリジナル版と日本語吹替版の声優を務めることが26日、発表された。ピクサーのクリエイター以外で日本人がUSオリジナル版の声優を担当するのは初めてで、日本語版声優も同時に務めるのは日本人初となる。

ディズニー&ピクサーの最新作『星つなぎのエリオ』でオーヴァ役
米国在住のお笑いタレント・渡辺直美が、8月1日公開のディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』(原題:Elio)で、USオリジナル版と日本語吹替版の声優を務めることが26日、発表された。ピクサーのクリエイター以外で日本人がUSオリジナル版の声優を担当するのは初めてで、日本語版声優も同時に務めるのは日本人初となる。
同作は宇宙が大好きで孤独を抱える少年エリオが、さまざまな星の代表が集う“コミュニバース”に招かれ、孤独なエイリアンの少年グロードンと出会い、ありのままの自分を受け入れていく姿を描く感動のファンタジーアドベンチャー。渡辺は、平和を愛する惑星の大使であり、主人公エリオの冒険を優しく見守る“コミュニバース”のメンバー・オーヴァを演じる。
渡辺はUSオリジナル版のオファーを受けた当時を振り返り、「めっちゃびっくりしましたよ!『そんなことある……!?』みたいな。日本ではいろいろな作品で吹替声優をやらせていただいたことはありますけど、『え、アメリカの!? 英語の!?』と。最初はびっくりしましたが、こんなに光栄なことはないのですごくうれしかったです」と喜びを語る。米国での収録については、「私が発した言葉でオーヴァが形成されるんだという緊張感もありました。そして英語が大変でした。最初は猫被ったようなしゃべり方をしてたんですけど、監督が『もっと直美らしさを出していいよ!』と言ってくれてやりやすかったです」と明かした。

監督陣が明かす起用理由「唯一無二の輝き放つ人物」
また、キャラクターとの共通点について、「オーヴァの大きな目の部分が映像的というか、その時の感情によって表情が変わったりとか、しゃべる時もビビビビって動いたりとかするので、変顔でここまでやって来た私と似てるなというか(笑)顔だけで生きて来ている……いや、オーヴァはそんなキャラじゃないんですけど!(笑)表情豊かなところは似てるかなと思います」と明かす。日本語版を担当するにあたり、「不思議でした。自分の英語のセリフを聞きながら、日本語で収録するというのは初めての経験」と話し、ディズニー&ピクサーの作品で英語と日本語両方の声優を同時に担当するのは日本人初だと聞くと「えっ! 初!? 凄いことじゃないですか!?」と大興奮だった。
本作では主人公のエリオとグロードンとの出会いを通して、ありのままの自分を受け入れること、そして他者との繋がりがテーマが描かれるが、“ありのままの渡辺直美を抱きしめてくれる存在”について聞かれると、「やっぱり一番はファンの皆さんですね!」と即答。「そういうのがあってもファンの人たちは受け入れてくれる。どんな形でも、ミスっているところが見えても、いろんな表情をしている自分をいつも受け入れてくれて。しっかり仕事をしているところも、ちょっとポンコツなところ、天然なところも受け入れてくれる。いろんなところを受け入れてくれているのがファンの皆さんだなと思います」と、ファンへの感謝を口にした。
監督陣(エイドリアン・モリーナ、ドミー・シー、マデリーン・シャラフィアン)は本作に込めた思いについて、「この物語は、人とどこか違うことで、時に孤独感を覚えることもあるが、その違いこそが私たち一人ひとりを唯一無二の輝きで照らしてくれるのだという力強いメッセージが込められた作品です。私たちそれぞれが異なる個性を持つからこそ他者と深くつながりあえること、自分自身をありのままに受け入れ、そして愛する大切さを教えてくれます」とコメント。さらに、「このメッセージが渡辺直美さん自身のこれまでの軌跡と完璧に一致していることに気がつきました。彼女は常に新しい環境で自分自身に挑戦し続け、自身の個性を守りながら、夢を追い求め、真に唯一無二の輝きを放つ人物です。その理由から、彼女がこのプロジェクトの理想的な選択だと感じました」と、渡辺の起用理由についても語っている。
