万博で起きた転売に「何でこれ称賛しないの」 元大阪府知事がまさかの見解「ダメだって言うから世界で通用しない」
元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が24日、関西テレビ『ドっとコネクト』(土曜午前11時20分)に出演。開催中の大阪・関西万博の転売問題で共演陣と意見が対立した。

ビットコインと同列に持論を展開
元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が24日、関西テレビ『ドっとコネクト』(土曜午前11時20分)に出演。開催中の大阪・関西万博の転売問題で共演陣と意見が対立した。
番組では「大人気のイタリア館について、無料の予約ができるが、予約のQRコードのスクリーンショット(スクショ)がフリマサイトに5000円で転売されていること」「専用アプリから無料予約できる同じく大人気の『くら寿司大阪・関西万博店』に関しても、予約確認画面のスクショがSNSで約2000円で取引されている」と報じた。
大阪市の横山英幸市長は「転売は本当にいかん。言語道断だ。法的措置など厳しい姿勢で臨む」、大阪府の吉村洋文知事も「転売はできない仕組みにすること」とコメントしていると伝え、予約専用アプリが個人が特定できる万博IDとひもづいていないと指摘した。“万博発起人”橋下氏は「万博IDを発行したんだから、そこだけでやってたらこういう問題は起きなかったのが、各パビリオンとかいろんなところが独自の予約券出しちゃった」と解説した。
直後に橋下氏のXの長文投稿が紹介され、石井アナから「つまり転売OKと言うことですか?」と確認された。橋下氏は「何で横山さんとか吉村さん、維新の精神に反してるやんかと。予約券、価値あるもので、資本主義の原則じゃないですか。ビットコインとか開発してる人、あれ無から有にしてるんですよ。金融っていうのは無から有にしていくことが大原則だし、予約券こんだけ転売してったら、税金投入しないある意味物価高対策。みんなにある意味、もうけさしてるわけだから。5000円、2000円。何でこれ称賛しないの、みんな。これがダメだ、ダメだって言うから世界で通用しないんです。日本は」と持論を展開。
ここで石井アナ自ら「これは私は言わしていただきたい」と言うと、「予約の権利を先取ったもん勝ちで、高く売ってその人がもうかる、それは良くないと思いますよ」と反論。橋下氏は「それが知恵ですよ」といい「国際社会の金融にしてもビットコインしてもみんなそうやってしのぎを削って……」と話す途中で、今度はハイヒール・リンゴが「ビットコインとは違いますやん、また。ものが。だまされるとこやったわ。もともと買うたもんやったら、私も転売してもいいと思う。もともとはタダで、気がついて取ったものを売るってそれおかしない?」とヒートアップ。
橋下氏が「ビットコインって、全く0円のデータだけで……」と返そうとすると、リンゴが「ビットコインとは違う!」と言い放った。議論が続く中、石井アナは「ちょっと待って、みんなちょっと待って」と告知の時間が来たことを告げて終了した。
