磯村勇斗、民放連ドラ初主演でスクールロイヤー役 堀田真由がヒロインで高校教師役…稲垣吾郎は9年ぶり民放連ドラ
俳優・磯村勇斗が7月スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(木曜10時)で主演を務めることが26日、発表された。堀田真由、稲垣吾郎の出演も決まった。

7月スタート、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』
俳優・磯村勇斗が7月スタートのカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(木曜10時)で主演を務めることが26日、発表された。堀田真由、稲垣吾郎の出演も決まった。
今作は独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになり、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。民放連続ドラマ初主演となる磯村が主人公のスクールロイヤー・白鳥健治(しらとり・けんじ)を、堀田が元・男子校の教師で主人公にとっての良き理解者となるヒロイン・幸田珠々(こうだ・すず)を、約9年ぶりの民放連続ドラマ出演となる稲垣は2人が勤務する私立高校の理事長・尾碕美佐雄(おざき・みさお)を演じる。
脚本は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』、NHK大河ドラマ『青天を衝け』などを世に送り出した大森美香氏が務めるオリジナル作品。チーフ監督として、カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『アバランチ』、『ウソ婚』、今秋配信予定のNetflix『イクサガミ』が控える山口健人氏が参加。そして、2024年日本民間放送連盟賞・テレビドラマ部門最優秀賞を受賞したカンテレ・フジテレビ系『春になったら』をプロデュースした岡光寛子氏(カンテレ)と白石裕菜氏(ホリプロ)が再びタッグを組む。
磯村、堀田、稲垣のコメントは以下の通り。
<磯村勇斗>
――ドラマのオファーを受けたときの心境は。
「まず、民放連続ドラマの初主演という大役を託していただいたことがうれしかったです。今回、お話をくださったプロデューサーのお二人とは、ドラマ『TWO WEEKS』(2019年)でご一緒し、その際『いつか主演でやりましょう』というありがたいお言葉をいただいていたので、本当にオファーをしてくださって現実となったことが何よりうれしいです。少しでも成長した姿をお見せして、白鳥健治として恩返しをしていきたいです」
――脚本を読んだ感想は。
「臆病でつかめそうでつかめない愛きょうがあり、人と違う感性を持っている健治という人物を脚本の大森美香さんに作っていただいて、演じるのがおもしろそうだな、でも難しそうだな、と思いました。スクールロイヤーとして助言する立場ではありますが、生徒・先生・保護者のそれぞれの悩みに向き合いながら健治自身も成長していきます。そこに宮沢賢治の世界観が加わり、星がたくさん出てきて、とてもあたたかい世界観になっていると思いました」
――演じる白鳥健治の役どころと魅力は。
「幼い頃からお星さまが好きで、とても敏感で独特な感性を持っているキャラクターです。それゆえ、彼なりの悩みがあり、生きづらさを感じながら大人になりました。学校にもトラウマがある彼がスクールロイヤーとして高校へ入り、生徒や先生と接する中で成長していきます。おそらく視聴者の皆さんは第1話を見たときに『健治ってどういう人なんだろう?』という、いい意味でモヤっとしたものが心に残るかもしれませんが、見ていくうちにクセになるキャラクターだと思いますので、ぜひ一緒に応援してくださるとうれしいです」
――ドラマの見どころと意気込みは。
「白鳥健治はスクールロイヤーとして学校に訪れます。弁護士として、法という公正に判断できる、白黒つけられるものを仕事にしていますが、学校という場所で生徒や先生、保護者の悩みといった灰色の部分にどう向き合っていくかが大切なドラマです。その周囲に人間の心の動きがあふれていて、ときに汚く、ときに美しく描かれていきます。このドラマを見た日くらいは星を見上げてみようかな、上を向いてみようかなと思えるドラマになっていますので、フラットな気持ちで楽しんでいただけたらと思います」
<堀田真由>
――ドラマのオファーを受けたときの心境は。
「主演の磯村さんは、お芝居にストイックに向き合っていらっしゃり、お芝居を愛し愛される方なんだろうなとテレビ越しに拝見していました。そんな磯村さんがどんな健治を演じられるのかを考えていたら、きっといい作品になるんだろうなと思い、私も参加させていただけることがとても幸せに感じました。初めて高校教師役を演じますが、これまでは生徒役が多かったので、先生を演じられる年齢になったことが感慨深いです。私の中では先生というものが特別な存在だったので、大事な役を俳優デビュー10周年のこのタイミングで演じられることがとても楽しみです」
――脚本を読んだ感想は。
「大森美香さんが描くセリフひとつひとつに思いやりや優しさがあって、読んでいて自分らしくいていいんだ、と安心できる脚本だったので、とてもクセになりました。学園ドラマは生徒が中心となるイメージがあったのですが、本作は先生たちにも光が当たっています。大人である教師や法律家であっても、どんな人であっても、一人の人間だからこそ、完璧な人はいないと思います。登場人物それぞれが、それぞれの個性を肯定しあって、人と人がつながっているということを改めて脚本を読んで感じました」
――演じる幸田珠々の役どころと魅力は。
「珠々は高校3年生の担任教師。宮沢賢治が大好きで、同じ名前を持つ白鳥健治に少しずつ引かれていくという役柄です。健治は幼少期の経験や人と違う感性を持っていることから、周りから普通ではないと言われてきていますが、珠々は逆に生徒たちから普通のいい先生だと言われています。特別に秀でていることがなく、平均点を取り続けることに、コンプレックスを抱いている人物です。「普通」という言葉はネガティブに捉えられることもありますが、共感性が高いことや優しさを持っているということだと思いますので、健治と珠々、異なる2人が近づくことで、健治の苦手だった学校が最後にはどんな色に映るのか、楽しみです」
――ドラマの見どころと意気込みは。
「大人であっても完璧な人はいないからこそ、みんなが不完全な部分を認め合いながら人とつながっていくのだと、脚本から感じました。ドラマを見てくださった方が夜空を見上げたくなるような、思いやりのあるあたたかい作品になったらいいなと思っています」
<稲垣吾郎>
――ドラマのオファーを受けたときの心境は。
「純粋にうれしかったです。民放連続ドラマは久しぶりで、スクールロイヤーが主人公の学校モノ、かつ主演が映画でもご一緒した磯村勇斗さんで、またご一緒したいと思っていたので本当にうれしかったです。僕もかなり昔に学園ドラマで生徒役をやっていたことがありましたが、時代が変わって、今の時流を捉えたテイストのドラマだと思いますし、自分が理事長という役割になったのかと思うと感慨深かったです(笑)。今回初めてご一緒するスタッフの方も多いですし、若い俳優さんとの共演も楽しみです」
――脚本を読んだ感想は。
「楽しく読ませていただきました。大森美香さんが描く脚本は、豊かに生きていくためのヒントや気づきがたくさん散りばめられていて、私たちの心を包み込んでくれるようなあたたかさがあります。人と人との関わりが丁寧に描かれていて、きっとどんな立場の人にも寄り添ってくれるすてきなドラマになるだろうと思いました」
