『ワンピ』意外な年齢設定に驚き「あの外見で25歳」 実は“オトナ”だった女性キャラたち

『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)には、数多くの個性豊かなキャラが登場する。その多くは、少年漫画らしく「強い戦闘能力を持った者」や「男気に溢れた者」であったりするが、そんな彼らに負けず劣らずの個性を放っているのが、同作に登場する女性キャラたちだ。

イメージよりも「オトナ」な女性キャラを紹介(写真はイメージ)【写真:写真AC】
イメージよりも「オトナ」な女性キャラを紹介(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「意外な年齢設定」が魅力を増長させている?

『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)には、数多くの個性豊かなキャラが登場する。その多くは、少年漫画らしく「強い戦闘能力を持った者」や「男気に溢れた者」であったりするが、そんな彼らに負けず劣らずの個性を放っているのが、同作に登場する女性キャラたちだ。

 外見の美しさや内面のかわいらしさがピックアップされがちな彼女たちだが、イメージよりも「オトナ」な年齢設定であることも多い。

 例えば、スリラーバーク編にて元七武海の一員であるゲッコー・モリアの部下として登場したペローナを見てみよう。彼女はピンク色の長い巻き髪に個性的なルックス、そしてゴシックロリータ風のコスチュームといった外見や、女の子らしい外見とはギャップのある乱暴な言葉遣いなどから、一部のファンから熱狂的な人気を集めている。

 そんなペローナは、ニキュニキュの実の能力者バーソロミュー・くまの能力によって、クライガナ諸島のシッケアール王国に飛ばされてしまう。そこで生活していた世界一の剣豪ジュラキュール・ミホークや、同じくくまによって飛ばされてきたロロノア・ゾロと、2年のあいだ生活を共にすることになる。

 貫禄のあるゾロとかわいらしい外見のペローナを見比べると、ペローナのほうが年下だと思ってしまうのが自然である。しかし、実際にはペローナの年齢は25歳で、ゾロより4つも年上なのだ。

 この事実にSNS上では「あの外見で25歳という設定が最高。尾田先生分かってる」など、ペローナのキャラクター性と年齢設定の絶妙なギャップを生み出した作者の尾田氏に対する絶賛の声があがっていた。

 また、元王下七武海のひとりで「海賊女帝」として名をはせるボア・ハンコックも、キャラクター性と年齢設定にギャップのあるキャラのひとりである。彼女は世界一の美女として知られ、自身の食べた「メロメロの実」の能力で敵までも魅了してしまう最強の女性として描かれている。

 普段はクールな彼女だが、主人公モンキー・D・ルフィの前では恋する乙女そのもので、冷たい美しさと恋する乙女の顔とのギャップに心を撃ち抜かれたファンも多いだろう。そんなハンコックは現在31歳。彼女が思いを寄せるルフィよりひとまわりも年上である。

 この事実にSNS上では「19歳の少年に恋する31歳の女性という設定は、少年漫画にしてはかなり思い切っているのでは」「年齢は関係なく恋に落ちてしまったハンコックが好き!」などの声があがっていた。どうやら年齢の垣根を超えたハンコックの恋心に好感を持つファンが多いようだ。

 その他、ワノ国で登場した長身の美女・ヤマトは、ワノ国の伝説の侍・光月おでんに心酔するあまり、女性ながらまるで自分が男性であるかのように振る舞うという個性的なキャラだ。そのボーイッシュな言動や元気な性格から、若い年齢設定を想定していたファンも多いだろう。

 しかし、彼女の実際の年齢は28歳で、キャラのイメージよりもずいぶん大人であることがわかる。ヤマトと同い年のキャラは、百獣海賊団 大看板のひとり「早害のジャック」や、元バロックワークスの一員であるミス・ダブルフィンガー(本名はザラ)などがあげられる。いずれもかなりアダルトな雰囲気を醸し出している人物たちだ。

 ヤマトがアラサー女性であったことに驚きの声をあげているファンは多いものの、彼女のバックボーンに同情する声も少なくない。というのも、ヤマトは約20年前から、父・カイドウによって手錠をかけられ、外の世界を見ることもなく過ごしてきたからだ。そのような過去から「精神年齢が幼いまま育ったのでは」と考察するファンも存在する。

『ONE PIECE』の女性キャラの年齢は読者が想定していたよりも年齢が高いがゆえに、かえって魅力を生み出しているケースが多く見受けられる。彼女たちは「オトナの女性」としての魅力と「かわいらしさ」を兼ね備えた最強の女性キャラたちといえるだろう。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください