天海祐希、主演映画をお忍び鑑賞 いきなりのトラブルに「これおかしくない?」→即時の対応で映画は再スタート
俳優の天海祐希が23日、丸の内TOEIで行われた映画『老後の資金がありません!』上映前舞台あいさつに前田哲監督と共に登壇した。

映画『老後の資金がありません!』上映前舞台あいさつ
俳優の天海祐希が23日、丸の内TOEIで行われた映画『老後の資金がありません!』上映前舞台あいさつに前田哲監督と共に登壇した。
本イベントは、7月27日に約65年の歴史に幕を下ろす丸の内TOEIのグランドフィナーレを飾るべく「さよなら丸の内TOEIプロジェクト」として開催されている企画の一つ。天海扮する主人公が、お金にまつわる災難に直面しながらも、実直かつ痛快、そして明るく朗らかに解決していく姿を描いた作品。興行収入は12億4000万円とヒットを記録した。
本来、2020年9月に公開予定だった本作。それがコロナ禍で1年延期になったといういきさつがあった。天海は「1年延期になるということを、いい方向に進むための1年だと思っていました」と当時前向きに捉えていたことを振り返ると、興収12億円を超えるヒットに「たくさんの方に観ていただけてすごく嬉しかった」と笑顔。
さらに天海は劇場公開当時、「実はこの劇場に氷川きよしさんと、若村麻由美さんと私の3人で観に来ました。3人でスルスルスルと一番後ろの席で観ていたんです」と秘話を明かすと「でも始まってすぐに、ちょっと映像的なトラブルがあって『これおかしくない?』と3人で話して、すぐに私が代表で受付に伝えに行ったんです」というエピソードを披露する。天海の即時の対応によって、すぐにトラブルに対応できたため、スムーズに最初から映画が再スタートできたという。
そんな思い出のある劇場が、いよいよ65年の歴史に幕を閉じることになる。天海は「演劇も映画も劇場に足を運んでくださることが励みになります。ここはなくなってしまうのが寂しいですが、また新しい素敵なことにつながると思って希望を持って行きたいと思います」と感謝を述べると、前田監督の「パート2も」と話すと、天海も「監督が懲りなければ呼んでください」と語っていた。
