中村雅俊、50年たっても変わらない『俺たちの旅』 「ゴレンジャーみたいなものですから」
俳優の中村雅俊が21日、都内で行われた「The 50th Anniversary 俺たちの旅 スペシャルコンサート」の制作発表記者会見に、秋野太作、田中健、岡田奈々とともに出席。コンサートのオファーを受けた心境や、この50年間での変化を語った。

「俺たちの旅 コンサート」は「奇跡」
俳優の中村雅俊が21日、都内で行われた「The 50th Anniversary 俺たちの旅 スペシャルコンサート」の制作発表記者会見に、秋野太作、田中健、岡田奈々とともに出席。コンサートのオファーを受けた心境や、この50年間での変化を語った。
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1975年に放送された日本テレビ系ドラマ『俺たちの旅』の主要キャストを演じた4人。放送から50年を記念して22年ぶりに再集結し「The 50th Anniversary 俺たちの旅 スペシャルコンサート」を、25年9月に全国4都市5か所で開催する。
あいさつを求められた中村は「俺たちの旅のコンサートをやるってことで、一つの奇跡じゃないかと思っています。50年経ってからコンサートをやったり、アクティビティーをやるってのは驚くと同時に、奇跡に近いんじゃないかなと」としみじみ。続けて、初めてコンサートの話を聞いた時の心境について「『誰だそんなこと言ったのは!』ですね」と言い、「50年ですから。コンサートをやるのも奇跡ですが、この3人が生き残っているのが奇跡。奈々ちゃんも生存しておりまして。俺たちと一緒に昔話をして、非常にいいコンサートになるんじゃないかなと思います」と話した。
『俺たちの旅』は映画化も決定しており、中村がメガホンを取った。監督を務めた感想を「一言でいうと、すげえ大変でした(笑)」と吐露し、さらに「監督をやるのは3回目。『俺たちの旅』の映画をやるって時、世の中の人たちがすごく喜んでいました。青春時代に味わった青春の切なさや楽しさ、いろいろな想いがあったと思う。それらを含んだ『俺たちの旅』がどう受け止められるのか、それを考えるとプレッシャーを感じました」と本音を漏らした。
しかし、「今いる4人で一緒になった時、ホッとするものがあった。すぐに50年前の雰囲気に戻れて、緊張することがなくて『いいものを作ろう』って気持ちをみんなが持っていた。3日前の18日に撮影は終了しましたが、充実感、手応えを感じています。これから編集などありますが、見て『いいね!』と言われるものを最大限頑張って作りたいと思っています」と自信をにじませた。
報道陣からは「この50年で、4人の中で変わったことはないか」と問われていた。中村は「50年の歳月は人を変えていると思いますが、会って話すと人は基本変わってないなと。こうしていると昔もこうだったなと思って。変わってないところは変わってない。ゴレンジャーみたいなもんですから。一人ひとりでいるとあまりですが、合体すると『俺たちの旅』だろ! となる。映画の撮影は40日間ありましたが、一人ひとりは変わってないなと感じていました」と答えた。
岡田はドラマ撮影当時、年の差もあり男性陣とあまり会話がなかったというが「中村さんは全然変わらない」ときっぱり。「誰に対しても平等に気を使ってくださいますし、優しいし温かい。映画の打ち上げで、スタッフが『監督はみんな中村さんだったらいいのに』とおっしゃっていました。本当に皆さん全然変わらなくて。すごいなって、私も幸せだなって思いました」と笑顔を見せていた。
