麒麟・田村裕、相方との“格差”は「年収60倍」 かつての本音を告白「もう、俺この世界やめようかな」
お笑いコンビ・麒麟の田村裕が18日、MBSラジオ『MBSヤングタウン日曜日』(午後10時)に出演。今や超売れっ子の相方・川島明との関係について語った。2007年発売の著書『ホームレス中学生』が220万部のベストセラーになった田村は「麒麟と言えば、川島じゃなく田村ぐらいの空気やったにもかかわらず、あっという間にひっくり返されまして」と話した。

『MBSヤングタウン日曜日』に出演
お笑いコンビ・麒麟の田村裕が18日、MBSラジオ『MBSヤングタウン日曜日』(午後10時)に出演。今や超売れっ子の相方・川島明との関係について語った。2007年発売の著書『ホームレス中学生』が220万部のベストセラーになった田村は「麒麟と言えば、川島じゃなく田村ぐらいの空気やったにもかかわらず、あっという間にひっくり返されまして」と話した。
メインパーソナリティー・笑福亭鶴瓶が「あいつ(川島)、今(TBS系)『ラヴィット!』(の司会)やっとるからな」と言うと、田村は「すごいんです。『ラヴィット!』の人気が。やばいんですよ」と発言。「実はすごいんですよ、『田村を出せ』って声が。むちゃくちゃ来てるんですよ」と明かしつつ、「僕ね、出てるんですよ、1回。Xのファン投票で『誰(に)出て欲しいですか?』っていうのがあって、僕1位になって。夏休みに出さしてもらって、3年ぐらい前。数字もめっちゃ良くて記録的な回やったんですよ。やのに、なぜか世の中からなかったことになってますね。新規のファンは知らないようで」と打ち明けた。
鶴瓶が「川島なんか『ラヴィット!』バブルやな」と口にすると、田村は「すごいです。ホンマに。忙しい、忙しい。コンビの仕事もほとんどないんで。月1回、(東京・新宿の劇場)ルミネ(theよしもと)で会うんですけど、緊張して。相方やのに」と告白。笑いの中、鶴瓶から「何でお前、緊張すんねん? 会話は有んの?」と聞かれ、「まず1回敬語で文章を作って、無理やりタメ口に変換して『最近どうなん?』とか、タメ口のフリしてます」と説明した。
鶴瓶が「複雑やろな。別に売れたからどうこうじゃないけど、形として自分の相方やねんから。どう接してええかっていうのがな」と気遣うと、田村は「結構、ホントにどうしていいか分かんなくて。あそこまで売れてしまうと。芸能界トップクラスじゃないですか。『僕が話しかけるだけでもケチつくんじゃないか』って。『田村と話したら、次の日調子悪いな』とか言われたらたまったもんじゃないから。(川島は)めっちゃ自然に来るんですよ。余計緊張するんですよ。『一番下の子どう?』とか普通に言われて、『調子良くて、おかげさまで』って」と本音を吐露した。
収入格差についても言及。川島が『ラヴィット!』の話が決まった時、大阪・なんばグランド花月(NGK)でトミーズ雅が全国ネットの帯番組のギャラを予想。川島は「そんなないですよ。半分ぐらいですよ」と返していたという。田村は「雅さんから『おい、田村。川島はこれぐらいもらいよんぞ』と言われた金額を僕は月の給料やと思ったんですよ。『ええなあ。1か月、そんなに入んねや。だいぶ楽になんな』と思ってたんですけど、よう考えたら1日のギャラやったんですよ。それぐらい価値観に差が生まれてしまったことを後から気づいた時に『もう、俺この世界やめようかな』って」とショックを受けたとした。
鶴瓶は「それがおもろいやんか。コンビでそんだけ差あることを、また笑わなしゃあないがな」と激励。田村は、ファイナンシャルプランナー1級の資格を取得したサバンナ・八木真澄の計算による川島との差について「年収で60倍」と明かし「そら、自然と敬語出ますよ、川島に」と話して笑わせた。コンビ仲はこれまでで一番良好としたが、田村が希望する月1回のNGK出番は川島が多忙で難しいとした。
鶴瓶が「『ホームレス(中学生)』(が人気)の時、お前が上やったんやろ?ちょっと態度デカくしてたんちゃうか?」と聞くと、田村は「そうなんです」と白状。「浮かれてしまいまして、鼻が伸びてしまいまして。今までやったらネタ作りなんて何も言わずに端っこ座ってたのに、『このネタはどうや』(とか)。『黙ってください。田村、静かにしてください』って言われて。ちょっと調子に乗ったのを思い切り逆転されまして」と笑うと、鶴瓶は「それがおもろいやんか。卑屈になる必要ない。相方が売れるいうことは、自分もどっかで(話題に)出てくるいうこと」と指摘。田村は「最近、やっと開き直ってこれたかな」と告白した。
