俳優・永野芽郁（25）が、2026年NHK大河ドラマ『豊臣兄弟！』の出演を辞退すると19日、所属事務所とNHKが発表した。4月に週刊文春で田中圭（40）との二股不倫疑惑などを報じられた影響で、現在出演中のニッポン放送『永野芽郁のオールナイトニッポンX（クロス）』（月曜深夜0時）についても、終了を踏まえて検討中であることも分かった。

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　完全否定しても払しょくできない不倫疑惑は、永野の今後に大きな影響を与える事態になった。クランクイン間近になった『豊臣兄弟！』の出演を辞退。永野所属事務所のスターダストプロモーションはこの決断をし、コメントを出した。

「永野芽郁が出演を予定しておりました2026年大河ドラマ『豊臣兄弟！』ですが、このたびの一連の報道により、関係各所への多大なるご迷惑およびご心配をおかけしていることを鑑み、同作への出演を辞退させていただくことになりました。放送を楽しみにしてくださっていた皆さま、並びに番組に携わる関係者、出演者の皆さまに深くお詫び申し上げます」

　これを受け、NHKはこの日の早朝に公式サイトで「2026年大河ドラマ『豊臣兄弟！』に出演予定だった永野芽郁さんの所属事務所から、5月18日、出演を辞退したいという申し出がありました。NHKとして検討した結果、この申し出を受け入れることと決定しました」と発表した。

『豊臣兄弟！』は豊臣秀吉の天下統一を支えた弟、豊臣秀長を中心に描き、主演は永野と同じスターダストプロモーション所属の仲野太賀が務める。永野は秀長の若き日の幼なじみで“初恋の人”直（なお）役で出演予定だった。昨年10月の出演発表会見では、「私自身、NHKは朝ドラ『半分、青い。』以来の約7年ぶりの出演となります。こういう緊張感だったと思って、まだソワソワしています。初恋の相手ということで、仲野太賀さんが演じる小一郎が初恋できるように魅力あふれる女性を演じさせていただければと思います」と話していた。

　永野については2度に渡る不倫疑惑の報道後、契約中のCMが続々と公開停止になった。放送中のTBS系連続ドラマ『キャスター』（日曜午後9時）の降板は予定されず、主演映画『かくかくしかじか』（関和亮監督）は今月16日に公開。都内で行われた初日舞台あいさつは取材陣をシャットアウトした中、涙を流しながら「ご迷惑とご心配をおかけしました」と謝罪する場面もあった。

　その状況下、今後の活動が注目されていたが、『豊臣兄弟！』は出演辞退の判断。レギュラーを務める『永野芽郁のオールナイトニッポンX』についても、現在、終了も踏まえて協議が続いているという。事務所関係者は「活動休止ではない」としているが、仮に終了となった場合、永野の開店休業の状態になる。