「日本では僕が最初」 愛車を“名作そっくり仕様”に…ペーパードライバーから覚醒の女性オーナーも
情熱あふれるカーオーナーたちの個性がぶつかり合った。東京・江東区の「A PIT オートバックス東雲」で18日、定例の早朝カーミーティングが開催。人気自動車漫画・アニメ『MFゴースト』をテーマに、約70台が集まり、会場は熱気に包まれた。

「友達の顔を見に来るという面も大きい」 和気あいあいの雰囲気
情熱あふれるカーオーナーたちの個性がぶつかり合った。東京・江東区の「A PIT オートバックス東雲」で18日、定例の早朝カーミーティングが開催。人気自動車漫画・アニメ『MFゴースト』をテーマに、約70台が集まり、会場は熱気に包まれた。
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平面駐車場は早朝からぎっしり埋まり、立体駐車場の1階にもどんどん参加車両が集まっていく。トヨタ86をはじめ、GR86、GRスープラ、マツダRX-7(FD3S)の姿も。アルファロメオ4Cは、圧巻のオーラ。アルピーヌA110勢も負けていない。ホンダ・シビックタイプRも存在感を放った。会場では和気あいあいとした雰囲気で、オーナー同士が交流を深めていた。
それぞれの愛車物語も奥深い。2022年式のGR86に乗る男性オーナーは、「かっこいい、速い」と、スズキ アルトワークスから乗り換えた。総走行距離8000キロの中古車を今年1月に手に入れ、なんと約4か月で5000キロを走破。「もう10年ぐらい乗りたいですね」と、走り倒す覚悟だ。
本作の世界観たっぷりに仕上げた真っ赤なGR86を駆る男性オーナーは、愛好家仲間たちと自慢の愛車を並べている。なんとちょっとした界隈の有名人だといい、「漫画が出始めたすぐに、トヨタ86を“MFゴースト仕様”に作ったんです。2018年10月にツイッター(現X)にアップしました。日本では僕が最初だと思います」。世界でも“最速レベル”で、MFゴースト車を作ってしまったというから驚きだ。「今日は自分の愛車を披露するという目的もありますが、友達の顔を見に来るという面も大きいです」。クルマの趣味を通じた人脈の広がりについて、かみしめるように語った。
主人公・片桐夏向の“カナタ仕様”に仕上げた後期型トヨタ86(ZN6)の持ち主で、SNSでも有名な女性オーナーは、制服をイメージしたコスプレ姿で参加。「(登場キャラクターの)西園寺恋のコスプレです!」と笑顔を見せた。もともとはオートマ限定のペーパードライバーだったが、『頭文字D』と“後継作”の『MFゴースト』に出会って、すっかりスポーツカーに夢中に。サーキット走行も楽しんでいる。
そして、ある決断をしたことを明かしてくれた。「新型フェアレディZに乗り換えることに決めました。RZ34に乗ることになります。ひと目ぼれです!」。カラーリングは話題のワンガンブルーと悩んだが、「ミッドナイトパープルの抽選に通ったことで、この色に決めました。MGゴースト仕様は卒業になりますが、次は(漫画『湾岸ミッドナイト』主人公の)“令和のアキオ”になります!」と力強く宣言した。
この日は、クルマYouTubeチャンネル『くるまのCHANNEL』の取材・収録が行われ、お笑いコンビ『シューマッハ』五味侑也、女子高生モデル・白田あんが駆け付けた。
クルマ好き同士がコミュニケーションを図る機会を設けようと、毎月第3日曜に行われている定番イベント。次回の6月は「軽バン」特集を予定している。
