俳優の奥平大兼と出口夏希が13日、都内で行われたダブル主演映画『か「」く「」し「」ご「」と「』（5月30日公開）の完成披露イベントに、Aぇ! groupの佐野晶哉、菊池日菜子、早瀬憩、中川駿監督とともに出席した。同作にまつわるトークで会場を盛り上げた。

　同作は、住野よる氏の同名小説を原作とする青春ラブストーリー。“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の、純度100％の尊い日々を描く。

　引っ込み思案で自分に自信の持てない主人公・京役の奥平は、同作にちなんで“撮影時の隠し事”をたずねられて、現場近くの喫茶店にマネジャーと行っていたと告白。パワー不足のネタになったことについて、宣伝活動で何度も自身の隠し事を語ってきたため、すでに「隠し事がないんですよ～」と白旗を上げて笑っていた。

　三木直子（通称：ミッキー）役の出口は、超ミニの衣装で美脚を披露。原作者の住野氏から手紙を受け取ったと明かして「淡白な一言で、『バカかわいいミッキーを演じてください』と書いてあった（笑）。その一言で分かった気がした。私も自然体でいれたら、画面に出るのかなと思って、ただただ楽しくやってたら自分っぽくなった」と笑った。

　また、本作を手がけた中川監督は「筋トレが趣味なんですけど、その話を佐野君にさせてもらったときに、ドラムをやるし、腕を出すから、『ちょっとカッコいい腕にしたいです』みたいなことを聞いて。トレーニングのアドバイスみたいなことを聞かれた。僕が思うカッコいい腕って、プロレスラーみたいな腕。それは佐野ファンの方は望んでいない（笑）。なので、引き締まった、カッコいい、筋が出るような腕になるようにトレーニングを考えて、トレーニング器具を用意した。5キロの重～たい器具をわざわざ（撮影地である）新潟に持っていった。合間に一緒にトレーニングをした」と明かした。

　それを聞いて佐野は「しました。楽しかったです。今ムッキムキでバッキバキです！」と冗談を飛ばす一幕も。「物で釣らなくてもお芝居がんばるのに『あのシーン終わったら、プレゼントあげるから』とすごい釣られた（笑）。その5キロの筋トレ器具ですね」と言い、「めっちゃうれしかったです。僕、東京にいるときに実家に届いて、おばあちゃんしかおらん日で、5キロのダンベルをかついで家の中に運んでくれたみたいです（笑）」と話した。

　会場では、主題歌を担当したちゃんみなのサプライズメッセージ動画もお披露目された。