お笑い芸人の東野幸治が9日深夜、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』（金曜深夜1時）に出演。妻が“秒速で1億円稼ぐ男”として注目され、離婚などを公表した実業家・与沢翼氏の話題にはまり、ゴールデンウイーク（GW）中の夫婦の会話の7割が与沢氏についてだったと明かした。

　東野は、MCを務める関西テレビ『マルコポロリ!』で与沢氏と共演経験があるとし、その後は与沢氏がニュースになったときにチェックする程度だったという。GWに休みがあり、妻を韓国旅行に誘ったものの、与沢氏チェックでそれどころではないと言われたとした。

　東野はかつての若貴兄弟の不仲をワイドショーが追いかけ回したことを例に挙げ、「いい意味でゲスく『他人の不幸は蜜の味』だった。あれがいまなくなって、YouTubeでそういう人を見つけて追っかけるウォッチャー的な感じの（ターゲットの）象徴がツバサ・ヨザワなんですよ」と説明。

「夜中、嫁の部屋から聞こえてくるのは与沢翼と別れたい嫁の口げんか」と笑い、「オレは見いひんけど、朝になったら『与沢翼、どうなってる？』っていうのが、朝ご飯、昼ご飯食べながらの夫婦の話」と打ち明けた。対面したときの与沢氏とは見た目も違うとした東野は、「（東京）港区の4、50代の女性はみんな見てるらしい」とした。

　東野は「そういう話もテレビとかは一切（やらない）。本当にテレビっていうところの有名人と、ネットとかYouTubeの有名人が真っ二つに分かれてて」と時代の流れについて言及。「オレもその話をしたいわけじゃないけど、永野芽郁ちゃんと田中圭君が不倫疑惑みたいなのがネットの中、Xの中ではすごい出てるじゃないですか。SNSではワーッてなってる。でもテレビつけたら何にもやってへん。ネットの方行ったら『与沢翼まつり』になってる。テレビで『ミヤネ屋』見ても与沢翼なんにもオンエアやってないっていう、真っ二つになってる」と発言。

「昔やったら、与沢翼に会いにパスポート1個持って、空港に走って行ったんかなとか。20代後半とか30代前半とかやったら、YouTubeの中の芸能リポーター（をやる）。そういう人生もあったかなとか思いながら。なかなかテレビとネットのかい離（がすごい）」と思いを口にした。

「ラジオの中でもパーソナリティーによっては、『あのYouTubeおもろい』みたいな話をする人もおれば、見てない人は全く見てないから。こればっかりはドンドン楽しいことが細分化されていってるから、みんなが笑える、楽しめる、ドキドキできる（今の）与沢翼的なもの（話題）がなくなっちゃったなっていう寂しい思いもある」と話した。