アーティストの#KTCHANが9日、初著書『飛んできたナイフは、プレゼントで返したい。』を発売した。発売日当日、サプライズでいくつかの書店に足を運び、本を宣伝して回った。

　2022年高校生RAP選手権を皮切りに、彗星の如く現れた#KTCHAN。多くの対戦相手からディスられ続けながらも、「（直接的には）ディスらない」というスタイルを貫き、唯一無二のラップスタイル「＃KT劇場」で一気に注目の的に。瞬く間にHIPHOP界のシンデレラガールとなった。

　その後も、戦極MCBATTLE女性初のベスト4に入るなど、数々の強敵たちとの激戦を繰り広げてきた彼女は現在、フリースタイルRAPから距離を取り、アーティストとして楽曲制作とライブに注力している。今年1月にはメジャーデビューを果たし、全国ラジオ・オンエア・チャートで1位を獲得するなど、HIPHOP以外の音楽ファンにも楽曲を届け続けている。

　20歳になった#KTCHANの初著書である同書は、自分を肯定する“魔法のパンチライン”を軸に展開し自分軸を持って生きていくヒントが詰まった一冊となっている。これまでの考え方が簡潔に書かれており、生き方・人間関係・ラッパーとして・マインドの4つの章に区切られた読み切り構成になっている。

　また6月14日に東京・青山ブックセンター本店でのトークイベントの開催も決定。女性落語家の蝶花楼桃花をゲストに迎える予定となっている。

　初著書の発売に#KTCHANは「ラップと本って一見かけ離れているようにも見えるかもしれないけど、『言葉にして伝える』っていう共通点があって、私の言葉で少しでも気持ちが明るくなってくれる人がいてくれたらうれしいという思いで、書きました。私の考え方とバイブスを詰め込んだ本です。是非読んでください」とコメントを寄せている。