人気声優と吉本新喜劇座員によるイベント『朗読劇ボイコメ～声優×吉本新喜劇in東京～』の取材会が9日、都内で行われ、声優の小野坂昌也、上田瞳、吉本興業の川畑泰史、演出の片岡百萬両が出席した。

『ボイコメ』シリーズは、吉本新喜劇座員が朗読に挑戦し、人気声優が吉本新喜劇さながらのお笑いを朗読で披露する新しい朗読劇。大阪にて過去3回の公演を経て（5月17日・18日には第4弾を開催）、6月29日に初の東京公演が池袋のアニメイトシアターで開催される。

　脚本は出演者でもある吉本新喜劇座員の川畑が手掛け、関西発のエンターテインメント演劇集団・片岡自動車工業の片岡が演出を担当。東京公演には、『テニスの王子様』の桃城武役や『キン肉マンII世ULUTIMATE MUSCLE2』のキン肉万太郎役をはじめ人気アニメ作品の主要キャストを多数務める小野坂、TVアニメ『地獄先生ぬ～べ～』の鵺野鳴介役や『トリコ』のトリコ役など人気作品の主役を演じる置鮎龍太郎、『ウマ娘プリティーダービー』ゴールドシップ役や『ワールドトリガー』氷見亜季役など人気キャラクターを演じる上田らが出演する。

　東京公演が決まり川畑は、「いよいよこの日が来たかという感じです。なんやったら東京でやることを目標にして頑張ってきました。僕は東京に骨を埋める覚悟です」と意気込み。小野坂は、「どれほど吉本さんとできることを心待ちにしていたか。僕は吉本に憧れてこの仕事に就いた」と吉本芸人を志した過去を明かすと、川畑は「ウィキペディアで見ました！　もしNSCに入っていたら2期生でダウンタウンの1年後輩ですよね」と紹介し、漫才のような軽快なトークを繰り広げた。

　2度目の出演となる小野坂は、第2弾公演を振り返り、「大阪でやらせていただいた時は、ものすごい大きい会場で、さすが吉本と思ったら、お客さんが前の方にしか入っていなかった。オレと置鮎くんは集客力あるから、吉本はいつ宣伝をしたんだと」とクレーム。東京公演のキャパは200人ほどだというが、共演する後輩・上田について「激激人気声優、さいたまスーパーアリーナ2DAYSを埋めるんです」と圧倒的な集客力に太鼓判を押した。

　初出演となる上田は、「私は埋めていません。上田が人気なわけではなく、上田がやっている役が人気なだけなんです」と恐縮しつつ、「小野坂さんは養成所の1期生で大先輩、置鮎さんは4期生の先輩、こんな機会に恵まれてうれしいです。吉本の方と朗読劇でご一緒できる本当にスペシャルな時間が、もうすぐやってくると思うとドキドキします。みんなですてきな空間を作れたらいいなと思っています」とアピールした。

　5月17日・18日に開催されるCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホール公演には、『SLAM DUNK』の流川楓約や『新機動戦記ガンダムW』のヒイロ・ユイ役を務めた緑川光、『ラブライブ！』小泉花陽役の久保ユリカ、『ハイキュー!!』影山飛雄役や『僕のヒーローアカデミア』飯田天哉役の石川界人、『食戟のソーマ』田所恵役の高橋ミナミ、『あんさんぶるスターズ!!』椎名ニキ役の山口智広らが出演する。

※高橋ミナミの「高」の正式表記ははしごだか