7人組アイドルグループ・CANDY TUNE（きゃんちゅー）が5日、千葉・幕張イベントホールで結成2周年を記念した2nd ANNIVERSARY TOUR 2025「CANDY CANDY PARTY」のファイナルとなる追加公演を開催した。グループにとってワンマン最大規模となる同会場に、約6000人のファンが詰めかけた。

　CANDY TUNEは、桐原美月、福山梨乃、小川奈々子、南なつ、立花琴未、宮野静、村川緋杏の7人からなるアイドルグループ。2023年3月にアソビシステムが手掛ける新プロジェクト「KAWAII LAB.」より誕生した。

　東名阪を巡った同ツアーの追加公演となったこの日。満員のあめちゃん（ファンの総称）が見守る中、デビューシングル『キス・ミー・パティシエ』が会場に流れた。ステージにはバックバンドのみ。メンバーは2階客席から登場するというサプライズで幕を開けた。

　追加公演からお披露目となった新衣装。福山は「原宿ロック」とバンドテイストをイメージした衣装と説明。この日は全編がバンド編成となると発表され、村川は「この日のために半年前からボイトレしていました」とも明かした。

　その後も4月23日に発売されたばかりの2ndシングル『推し（ハート）好き（ハート）しんどい』や『必殺あざとポーズ』などきゃんちゅーらしくかわいさ全開な楽曲の数々を披露した。

　本編ラストは24年3月にリリースした『倍倍FIGHT!』。発表から1年の時を経て、SNS上で大バズリし、きゃんちゅーの名を広めた楽曲だ。ファンも全力コールでメンバーのパフォーマンスに呼応。“湯切りネキ”として話題の振り付けを立花が披露すると観客からは「フー！」と歓声が巻き起こった。

「CANDY TUNE」の呼びかけに応じて、ツアーTシャツに着替えて再登場した7人。TikTok撮影などを終えると、7人それぞれが2年間の感謝の思いを涙ぐみながら届けた。村川は「あめちゃんみんなのおかげです」と感謝。立花が「みなさんがこれからもはなまるな笑顔でいられますように」とメッセージを送ると、追加公演から初披露となった新曲『LASTING TUNE』を披露。歌い終わると、小川は「これからもみんなとすてきな景色を見ていきたいです」と言葉に詰まりながらも感謝を届けた。

　その後は、『キス・ミー・パティシエ』『倍倍FIGHT!』と続けて披露。メンバーがステージから降り、観客にファンサービスをしながらパフォーマンス。会場の盛り上がりは最高潮に達した。そして「これからも一緒に最高の思い出を作っていきましょう」と呼びかけ2周年ツアーの幕をおろした。

　なお、10月からはグループ初となる全国ツアー「CANDY TUNE JAPAN TOUR 2025 -AUTUMN-」を開催することが発表されている。

○「CANDY TUNE 2nd ANNIVERSARY TOUR 2025『CANDY CANDY PARTY』」＠幕張イベントホール
1.キス・ミー・パティシエ
2.hanamaru
3.未完な青春
4.絶対きゃんちゅー宣言っ!
5.CATCH YOU
6.TUNE MY WAY
7.Twilight Dilemma
8.備えあれば無問題
9.推し（ハート）好き（ハート）しんどい
10.必殺あざとポーズ
11.エトセトLOVE YOU
12.ナナイロプロローグ
13.いえなかったことば～ありがとう～
14.WAO!アオハル@
15.レベチかわいい!
16.倍倍FIGHT!
EN1.LASTING TUNE
EN2.キス・ミー・パティシエ
EN3.倍倍FIGHT!