住吉美紀、コロナ感染での「恐怖の感覚」を激白 高熱続き「心臓がもたないかも」
新型コロナウイルスに感染し、4月19日に入院し、つらい闘病をしたフリーアナウンサーの住吉美紀。周囲から神経質と言われるほど注意していても感染した。住吉に、感染当時の心境、いつ感染するか不安な人に向け、どんな準備をしたらいいのか、さらに闘病から学んだことなどを聞いた。3日連続(全3回)にわたって掲載するインタビュー企画。初回は感染当時の様子や心境を紹介する。
住吉美紀の感染当初の心境、入院生活、闘病で学んだ備えなどを3日連続で紹介
新型コロナウイルスに感染し、4月19日に入院し、つらい闘病をしたフリーアナウンサーの住吉美紀。周囲から神経質と言われるほど注意していても感染した。住吉に、感染当時の心境、いつ感染するか不安な人に向け、どんな準備をしたらいいのか、さらに闘病から学んだことなどを聞いた。3日連続(全3回)にわたって掲載するインタビュー企画。初回は感染当時の様子や心境を紹介する。
「最初は軽い咳から始まって、そうするうちに微熱が出て、まさか、と思ったのですが、 翌日、体温が38度台まで上がったので間違いないなと思いました。冷静な自分と動揺している自分が両方、自分の中いたというか。絶対にこれは、そう(コロナ)だろうな、と思う冷静な自分と、どうしたらいいだろう? この先どうすれば? と、動揺した自分がいて」
TOKYO FM「Blue Ocean」(月~金曜午前9時)のパーソナリティーを務め、日頃から新型コロナウイルスの情報を伝えていた立場。
「自分がいざ当事者になった時に、まず何をしたらいいのかが、分からなかったんです。自分が伝えていたことを思い起こしてみても、保健所は今、大変に込み合っているらしい。かかりつけ医にまず相談と言っているけど、自分はかかりつけ医はいないなとか。薬はないなとか。仕事は当然行けないし、外には出られない。じゃあ、私はどうしたら?」
相当な動揺と不安がうかがわれるが、恐怖心もあったはず。
「ものすごく辛くて、いろいろ自分で調べてみようとか、いろんな人に電話して聞いてみようとかという気力がわかない。熱が高いから、先のこともあまり考えられず、ただ、しんどい。体のしんどさを和らげたいと、今のことしか考えられない感じでした」
命の危険もある未知のウイルスに恐怖を感じる余裕さえもなかったということか。
「入院前後は高熱でとにかくつらくて。家で寝ていた時は、高熱なのに全く汗をかけなくなってきて、これはもっと熱が上がるのかなと、そのことが怖かったです。入院してからは、ボタンを押せば看護師の方が来てくださるとか、ドア1つはさんで専門の医療従事者の方がいるという安心感がとにかく大きかったです」