摂食障害の遠野なぎこ「生きるって、本当に厳しい」 自らを「ずっとゴミだと思って生きてきました」の真意

俳優の遠野なぎこが、2日までに自身のインスタグラムを更新。「私はずっと自分をゴミだと思って生きてきました」と複雑な胸中をつづっている。

遠野なぎこ【写真:遠野なぎこオフィシャルブログ「Nagiko Tono Official Blog」Powered by Ameba】
遠野なぎこ【写真:遠野なぎこオフィシャルブログ「Nagiko Tono Official Blog」Powered by Ameba】

「何でこんなにも毎日闘わないといけないの」

 俳優の遠野なぎこが、2日までに自身のインスタグラムを更新。「私はずっと自分をゴミだと思って生きてきました」と複雑な胸中をつづっている。

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 30年もの間、摂食障害と闘っている遠野。4月28日に行われた映画『渇愛』の完成披露上映会舞台あいさつに応援ゲストとして登場し、「私の個人的なお話ですが、15歳から30年の間、摂食障害と闘っています。摂食障害の現実を当事者であったり、ご家族にもっともっと知っていただきたいです。こういう映画を製作していただいて、本当に、本当にありがとうございます」と、摂食障害を患った女性とその家族関係をテーマにした同作に感謝の言葉を述べた。

 そんな遠野は「皆さんこんばんは、遠野なぎこです」と切り出し、「『“ゴミとして生まれてきた意味”』。皆さん、自分の事をゴミみたいな存在だと思った事はありますか?」と投げかけた。

「私はずっと自分をゴミだと思って生きてきました。だって、汚いから。この世に必要がない存在だから。本当は早く捨てなきゃいけないのに、思い切りがつかず…腐っちゃう事が分かっていても気力や体力がないから捨てられない。“誤った未練”とでも言うのでしょうか。

 ズルズルと、狭いお家の中に抱え込んでいるだけ……長い間ズルズルと。その間、どんどん腐敗は進んでいるというのに。ゴミとして生まれてきた意味…本当に分からない。何でこんなにも毎日闘わないといけないの。生きるって、本当に厳しい。生きるけど。腐ったって、もうこれ以上の意味を感じなくなったって決して捨てれないけど。ゴミは、ゴミなりに生きる。ただ、それだけ」

 投稿に対しては、「なぎちゃんは、多くの人に愛され、価値ある人です」「なぎこちゃんはゴミじゃないよ」「なんかあったのですか?」「なぎちゃんはゴミみたいな存在なんかじゃないよ、ホントだよ」などのコメントが寄せられていた。

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