本田三姉妹の末っ子・紗来、真凜は「もう1人の母のような存在」 明かした2人の姉への思い
モデルでタレントの本田紗来が、このほどファッション誌『Ray』(主婦の友社)の専属モデルに就任し、発売中の6月号でデビューした。姉にフィギュアスケーターの本田真凜、俳優の本田望結がおり、この春で高校3年生になった18歳。今回の大役に張り切る三姉妹の末っ子は、可能性に満ちている。

ファッション誌『Ray』専属モデルに18歳で就任
モデルでタレントの本田紗来が、このほどファッション誌『Ray』(主婦の友社)の専属モデルに就任し、発売中の6月号でデビューした。姉にフィギュアスケーターの本田真凜、俳優の本田望結がおり、この春で高校3年生になった18歳。今回の大役に張り切る三姉妹の末っ子は、可能性に満ちている。(取材・文=大宮高史)
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「専属モデル決定のお話をマネジャーさんから聞いた時は、人生で初めてうれし泣きしました。スケートで悔しくて泣いたりは何度もあったんですが、帰りの電車でマネジャーさんからいただいたお手紙を読み返して、また大号泣しました」
こう当時の感激を明かし、同時に意欲がひしひしと伝わってきた。インタビューでは標準語だったが、写真撮影の時などスタッフとの雑談ではすぐに関西弁になり、素顔をのぞかせる。リラックスすると関西弁が出るといい、「家では関西弁ばっかりで、たまに標準語で話すと不思議がられます」と明るく語った。
京都で5人兄姉の末っ子として育ち、姉の背中を追って3歳でフィギュアスケートを始めた。並行して芸能活動も始め、2016年のJR西日本「夏期のホーム転落防止キャンペーン」の安全啓発CMでは望結と共演した。モデルとしては、ファッション誌のほか、『ヤングマガジン』『週刊少年サンデー』などのグラビアも経験。さらに、昨年12月発売の美容誌『VOCE』(25年2月号)で三姉妹で初めて一緒に表紙を飾った。
「やっと姉たちと同じステージに立てた気がしました。幼い頃は撮影にも全然慣れていなくて、上手にできずにへこんでいたので、その時は『大きくなったね』という思いで見てくれていたのかもしれませんね。なんでも教わってきた姉たちに身長も追いついて、大人になってきたのかなって」
三姉妹は幼少期からスポーツや芸能活動で忙しく過ごし、互いを支え合ってきた。紗来は2人の姉に対する思いを明かす。
「真凜はもう1人の母のような存在です。望結が『家政婦のミタ』(2011年、日本テレビ系)などのお仕事で忙しかった時は、母が望結についていたので真凜が私の面倒も見てくれました。まだ私が撮られる仕事に慣れていない頃から『かわいい!』っていつもほめてくれて、誕生日にはインスタグラムでメッセージもくれました。今でも親目線で見てくれているようです(笑)。ファッションセンスも大好きで、憧れでした」
3歳年上の望結とは、「しょうもないことでケンカもしました。私と望結、2人とも負けず嫌いなんです」と打ち明ける。だが、年下の紗来の方が大人びた面もあるようで、「ケンカになると、望結が怒っているところに私が反論しても余計ヒートアップするなと思って、なんとなく言い返さない術も身についていました。真凜にも『そういうちゃっかりしているところは大人だね』って言われました」。

先輩モデルの美しさに目がキラキラ「同じ人間なの?」
現在高校3年生。将来を考える時期だが「興味のあるお仕事がたくさんあって、将来の目標が毎日変わるんです(笑)」と自身の可能性を信じている。そのマインドはフィギュアスケートで培った。
「スケートは練習で10回成功しても、本番1回で失敗してしまうこともあります」と精神的に鍛えられるとし、「勉強は頑張れば、その分結果にもつながるし、やりがいもあります。何歳になっても学べるのってすごいです」と前を向いた。
また、幼少期からの経験を生かして、表現者側とファンら世の中との関係性について専門的に学んでみたいとも話す。
「このお仕事をしているからこそ、ちょっとした発言にも気を付けてきましたし、業界の内側から見て『どうしてこんな伝え方になるんだろう』と疑問に思うこともあります。今はSNSで私の応援アカウントを作ってくださる方もいて、ファンの方と交流できるのは励みになりますね。そういった経験もあって、エンターテインメントなどの作り手(表現者)とファンがもっといい関係になれないか勉強したいです」
さらに憧れの先輩も明かし、今後の青写真を描いた。
「藤田二コルさんが特に憧れの人なんですが、モデルの先輩方は皆さん『同じ人間なの?』って思うくらい美しくて。しかも忙しくてもプライベートを大切にしていて、そういうところも素敵です。(先輩たちみたいに)私も『Ray』でいつか連載ページなど持ってみたいですし、プライベートでも1人で海外旅行ができるぐらい、大人になりたいですね」
本田家では姉や兄が独り立ちしたため、現在は「両親が何でもやってくれて、今になって愛され期がきています(笑)。毎日家を出る時も『今日も1日を大切にね』と言葉をかけてくれたり、甘えさせてもらっています」という日々を過ごす。それだけに、「私、朝が苦手なので一人暮らしになったら、まず早起きができるかが心配ですね」と笑顔を見せた。
両親に感謝し、姉に対しても「この姉たちで本当によかった。最強の家族です」と胸を張る。たくさんの愛情をエネルギーに、自身らしく道を切り開いていく。
□本田紗来(ほんだ・さら)2007年4月4日生まれ、京都府出身。3歳でフィギュアスケートを始める。17年にアニメ映画『くまのがっこう&ふうせんいぬティニー』で声優初挑戦。20年4月に13歳でインスタグラムを開設し、25年現在のフォロワー数は約34万人。バラエティー番組への出演も続け、24年には日本テレビ系『24時間テレビ』で大阪・読売テレビのytvサポーターを務めた。160センチ。
