間質性肺炎急性増悪で「死を覚悟」した82歳・ささきいさお、現場復帰で4曲披露「想像以上にうれしかった」

「間質性肺炎急性増悪」で静養していた歌手ささきいさお(82)が27日、東京・Zepp Hanedaで開催されたアニソンイベント『スーパーロボット魂 2025 東京~stage terra~』に出演し、約3か月ぶりに現場復帰した。デビュー65周年のささきは1月に緊急入院し、集中治療室(ICU)に運ばれるなど、一時は「死を覚悟」するほど危険な状態だった。

「まだ50%」。今の持てる力でアニソンを歌い上げたささきいさお
「まだ50%」。今の持てる力でアニソンを歌い上げたささきいさお

アニソンイベント『スーパーロボット魂 2025』に出演

「間質性肺炎急性増悪」で静養していた歌手ささきいさお(82)が27日、東京・Zepp Hanedaで開催されたアニソンイベント『スーパーロボット魂 2025 東京~stage terra~』に出演し、約3か月ぶりに現場復帰した。デビュー65周年のささきは1月に緊急入院し、集中治療室(ICU)に運ばれるなど、一時は「死を覚悟」するほど危険な状態だった。

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 死の淵からの復帰。ささきは、堀江美都子や影山ヒロノブらアニソン仲間と共演し、「(病気で)穴をあけてしまった際に(仲間が)埋めてくれたけど、今回は穴をあけずに済みました!」と言い、笑みを浮かべた。「アニソン界の大王」の活動再開に、約2000人の観客から「おかえりなさい!」の大声援が飛んだ。ささきは「『帰ってきてくれてうれしい』と思ってもらえることが、僕自身にもうれしいこととやっと分かりました。これからは皆さんに喜んでいただけるような生き方をしていきたいと思います」と実感を込めた。

 そして、『大空魔竜ガイキング』などロボットアニメの主題歌4曲を披露。最後には『ゲッターロボ!』の主題歌を出演者全員と歌い上げた。

約2000人の観客から大声援が飛んだ
約2000人の観客から大声援が飛んだ

 終了後、ささきは「皆さんが温かい迎え方をしてくださり、想像以上にうれしかった。(回復具合は)まだ50%にも満たない感じだったけど、もう少し頑張れば7月20日の65周年記念イベント(東京・Zepp Haneda)には間に合うかな」と手応えを口にした。同月16日には65周年を記念し、65曲を収録したベストアルバムを発売する。

「間質性肺炎急性増悪」は感染症などをきっかけに、肺の間質と呼ばれる部分に炎症や損傷が起こり、呼吸不全などの症状が急激に進行する。ささきは病院に搬送された際、通常90%以上ある酸素量が50%と酸欠状態だった。2月末に退院したが、医師の指示で自宅静養を続けていた。

次のページへ (2/2) 【写真】「間質性肺炎急性増悪」から復帰したささきいさお
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