“格闘王”前田日明氏は「大阪のけんか番長」 明かされた学生時代のアウトローぶり「人生捨ててるみたいな気持ち」

元プロレスラーで総合格闘技プロデューサーの前田日明氏が25日、テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(金曜深夜0時45分)に出演し、壮絶な学生時代を振り返った。

前田日明氏【写真:山口比佐夫】
前田日明氏【写真:山口比佐夫】

『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に出演

 元プロレスラーで総合格闘技プロデューサーの前田日明氏が25日、テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(金曜深夜0時45分)に出演し、壮絶な学生時代を振り返った。

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“格闘王”の異名を取る前田氏は1959年、大阪の港区で生まれた。幼少期はウルトラマンとブルース・リーが好きな、純粋な男の子。ウルトラマンがゼットンに負けたことで、敵を討つために少林寺拳法を始めたという。

 その後、兵庫県・姫路市に引っ越すも、両親が離婚。父親と大阪に戻ったが、その父親があまり家に帰らず、中学2年生でほぼ一人暮らし状態だった。孤独に押しつぶされそうだった時、前田は再び武道を学ぼうと決意。高校1年生から空手の道場へ通い始め、1年で黒帯を取得したという。

 だが、道場の先輩からは「空手の初段っちゅうのは、自動車の免許で言うと仮免や」とのひと言。「仮免には路上教習があんねや」と告げられ、毎週夜中、大阪のミナミに呼び出されたと振り返る。

 そこで行われたのは、「半地下の駐車場でルールなしの異種格闘技戦」。前田は「ちょっと格闘技ブームだったんですよね、自分らの世代って」と述べると、「街に出て喧嘩してる子もまぁまぁいて。そういう子に目を付けて『ちょっと来い。いい練習させたろ』」と、先輩が対戦相手を探し出してきたことを告げた。

 勝敗については、「その駐車場から出てきたヤツが勝ち」と説明。「自分からけんかを売るとかはない」ながらも圧倒的な強さを誇った前田は、いつしか「大阪のけんか番長」と呼ばれるようになったそうで、当時を「一人暮らしに慣れて、人生諦めてるというか、捨ててるみたいな気持ちになってて。いつ死んでもいいや……みたいな感じだった」と回想した。

次のページへ (2/2) 【写真】プロになった当初の若き日の姿
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