お笑いコンビ・アインシュタインが20日、都内のルミネtheよしもとで開催された『上方漫才協会 十周年記念 特別興行【東京公演】』に出演。公演後の取材会に出席し、副会長としての思いを語った。

　アインシュタインは、2016年に第1回上方漫才協会大賞の大賞を受賞。ツッコミの河井ゆずるは、1月に同協会の副会長に就任した。

　河井は、大賞受賞後の変化を聞かれると、「たくさん舞台に立たせていただくようになりましたが、していることはずっと変わらず、来てくださったお客さんに来てよかったと思ってもらえるように漫才をしています」と回答。同じ質問に相方の稲田直樹が「まったく同じです」と答えると、一斉にツッコミが飛んだ。

「今後、上方漫才協会をどんな組織にしていきたい？」という質問に、河井は「僕にハマらない芸人は解雇していこうと思っています」と爆弾発言。登壇した芸人たちを困惑させたが、「劇場でご飯を食べられる本当におもしろい芸人さんがたくさん出てくるように、辞めなくてすむ子が増えるように尽力できることがあれば考えてやりたいと思っています」と使命感を持って活動することを誓った。

　取材会には、上方漫才協会会長の中田カウス、見取り図、コットン、バッテリィズ、エバース、ドーナツ・ピーナツ、もりやすバンバンビガロも出席。取材会を終えると、見取り図の盛山晋太郎が河井に何やらちょっかいを出し、河井は「ハイ！　解雇！」と無慈悲に切り捨てていた。

　大阪のお笑い文化の継承と発展のために、舞台に立つ若手漫才師たちのサポートを行う『上方漫才協会』は、10周年を記念した特別興行を開催。東京公演を終えて、よしもと福岡 大和証券劇場、大阪市中央公会堂、京都・よしもと祇園花月で開催され、歴代の上方漫才協会大賞の各部門受賞者・アインシュタイン、見取り図、霜降り明星、さや香、ミキ、バッテリィズ、エバースなど、実力派の漫才師たちが出演する。