劇場版『名探偵コナン』最新作、公開初日に興収10.5億円 歴代最高前作超えのロケットスタート
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』の公開記念舞台あいさつが19日、都内で行われた。イベント内で公開1日目で興行収入10.5億円、観客動員数69万人を突破したことが発表された。シリーズ歴代最高興収を更新した前作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(100 まんドルのみちしるべ)』(2024年)を突破する可能性を見込む大ヒットスタートを切った。

18日午前0時の公開からすでに8回以上鑑賞のファンの姿も
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(せきがんのフラッシュバック)』の公開記念舞台あいさつが19日、都内で行われた。イベント内で公開1日目で興行収入10.5億円、観客動員数69万人を突破したことが発表された。シリーズ歴代最高興収を更新した前作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(100 まんドルのみちしるべ)』(2024年)を突破する可能性を見込む大ヒットスタートを切った。
同作は、『名探偵コナン』劇場版シリーズの最新作となる第28弾。長野県の雪山を舞台に、眠りの毛利小五郎と長野県警の隻眼の男・大和敢助。一見接点のなさそうな2人をつなぐ「眠っていた記憶(じけん)」に迫る。主題歌『TWILIGHT!!!』は人気バンド「King Gnu」が担当する。初日は全国522館(うちIMAX・55館、MX4D・12館、4DX・62館、Dolby Cinema・9館)で公開され、興行収入158.8億円を記録した前作対比109%を記録した。
主人公・江戸川コナン役の高山みなみは「今日は皆さんの熱い、熱い気持ちのおかげで外は30度。この熱さを、ずっと持続させたいと思っております」とあいさつ。観客から歓迎の拍手を受けた。
会場で今作の最新の興収などが発表されると会場からどよめきが起き、高山は、約20年ぶりに劇場版で活躍する毛利小五郎を演じた小山力也を見て「すごいね~、おじさん。おじさん効果だね」とビックリ。小山は「よかった~(笑)! ガタンだったらどうしようかと思った」と胸をなでおろした。
作品設定になぞらえ、鑑賞回数を「◯ヶ岳登頂」と表現している同作。18日午前0時から世界最速上映され、会場にもすでに8回以上登頂済みの観客がいることが判明すると高山は「ちゃんと寝てる?」と気遣い、「すでに八ヶ岳(8回鑑賞)制覇している人がいることに、正直すごい驚いています。いや~、本当にありがたいです。それだけやっぱり、何回觀ても面白いものなんだなというのを再確認しました。私も何回も観たいと思っているくらい。何回も登りたくなるよね」とコメント。「でもがんばりすぎないでね! 下山(映画館からの帰り道など)の際も気をつけて」とメッセージを贈った。
ゲスト出演した大友隆役の山田孝之は「実写だとありえないこと。すごいですね。(公開)2日目に8回見てるというのは。聞いたことがない。コナン人気がすごいな~、と思います」と手放しで称賛した。
同舞台あいさつには、毛利蘭役の山崎和佳奈、大和敢助役の高田裕司、上原由衣役の小清水亜美、ゲスト出演した円井まどか役で元乃木坂46の山下美月も出席した。
