濱田岳が、柳沢慎吾、升毅、梶原善ら名バイプレーヤーたちと対峙「まるで“百人組み手”だった」
テレビ東京は26日、ドラマパラビ枠で「働かざる者たち」(毎週水曜日深夜0時58分~、全6話)の放送を開始する。サレンダー橋本による“働かない人”たちの生態を描いた同名のコミックをドラマ化。放送に先立って、主人公の橋田一役を演じる俳優の濱田岳が会見に臨んだ。
ドラマ「働かざる者たち」発表会見
テレビ東京は26日、ドラマパラビ枠で「働かざる者たち」(毎週水曜日深夜0時58分~、全6話)の放送を開始する。サレンダー橋本による“働かない人”たちの生態を描いた同名のコミックをドラマ化。放送に先立って、主人公の橋田一役を演じる俳優の濱田岳が会見に臨んだ。
物語の主人公は老舗新聞社「毎産新聞社」のシステム部社員・橋田一(入社7年目)。本業はそこそこに副業の同人漫画の執筆に精を出す日々を送っているが、社内に巣食う出世を諦めた勤労意欲ド底辺の“働かざる者たち”に翻弄され、『自分の人生はこのままで良いのか?』と自身の働き方、生き方を模索していく。小説投稿サイト「エブリスタ」で連載され、小学館クリエイティブから単行本が発行された話題のコミックを実写化。
濱田は役柄について「自分の生き方に迷っている橋田が、訳あって働かなくなってしまったおじさんたちと出会って、さらに人生がぶれていく。『仕事ってなんなんだろう?』って、改めて考えたり、彼の真面目な様子が滑稽でみっともなく映っていたり。そんなことを意識してキャラクターを演じました。僕自身、会社に務めた経験がなくて、スタッフに『こういう人いるの?』なんて聞いたら『いますよ』って言われて。橋田くんの目線で社会に出た人の葛藤を体感できたのは、すごく新鮮で楽しい経験だった」と語った。
老舗新聞社の個性豊かな同僚たちに、古川雄輝、池田エライザ、大水洋介、津田寛治が脇を固め、物語の要となる“働かざる者たち”を梶原善、矢柴俊博、甲本雅裕、浜野謙太、升毅、柳沢慎吾、林泰文と名うてのバイプレーヤーたちが演じる。彼らが既に原作で完成されたそれぞれのキャラクターにどう対峙するか、毎回楽しみだったと語った濱田は、先輩たちとの演技を空手の「百人組み手」に例えた。
「“働かないおじさん”をこんなに愛らしく脳裏に焼き付けるインパクトを残す。そんな想像の範疇を超えた先輩たち(の演技)に、どうやって自分の経験値や考えでぶつかっていくか。“百人組み手”のようにおじさんを1人やっつけたら、また次のおじさんがやってくる。とてもワクワクするというか、(演じてみて)とっても幸せな時間だった」と楽しそうに振り返った。