【ミスタートロットジャパン】デュエット対決の準決勝スタート 第1対戦は日本デビュー3度の韓国人歌手VSオールハートの高校生

一発勝負の歌謡ショー『ミスタートロット ジャパン』(水曜午後9時)の第8回が、映像配信サービス『Lemino(レミノ)』で9日に配信された。今回は準決勝第1対戦の様子が放送された。

準決勝第1戦に挑んだジュノ(左)と高野航大【写真:ENCOUNT編集部】
準決勝第1戦に挑んだジュノ(左)と高野航大【写真:ENCOUNT編集部】

高野の実家で家族ぐるみの交流 選んだテーマは「青春」

 一発勝負の歌謡ショー『ミスタートロット ジャパン』(水曜午後9時)の第8回が、映像配信サービス『Lemino(レミノ)』で9日に配信された。今回は準決勝第1対戦の様子が放送された。

 同番組は、韓国で社会現象を巻き起こした大人気歌謡オーディション番組の日本版。番組MCをフットボールアワーの後藤輝基、レジェンドマスターを細川たかしが務める。トロットとは、韓国で演歌や懐かしの歌謡曲にあたる音楽ジャンル。『ミスタートロット ジャパン』は、全世界から選ばれた男性ボーカリスト74人が初代Mr.TROT(ミスタートロット)の座をかけオーディションに挑む。

 本選二次で行われた1対1のデスマッチでは、藤崎伊織、牛島隆太、橋詰昌慧、高野航大、ジュノ、風水ノ里恒彦、飯田俊樹、島憂樹が勝利し準決勝へ。また、藤井大翔と具島勇心も追加合格となり、合計10人が準決勝に挑むことになった。

 準決勝で行われるのは、ライバルデュエットメドレー。10人が2人ずつペアを組み、メドレーをデュエットする。5組のペアはそれぞれ、「日本」「応援歌」「ラブソング」「青春」「家族」のテーマを選び、そのテーマに合う2曲を選曲してメドレーで披露する。

 マスター(審査員)はメドレーを聞いて良かった方のメンバーにハートを投票し、ハートが多い方が決勝進出となる。準決勝からは会場に観客が入り、観客投票も行われる。観客は「どのペアのデュエットがよかったか」を投票。個人の勝敗だけでなく、チームとしての順位も1位から5位まで発表される。観客投票で1位になったペアは2人で決勝に進むことができるが、最下位の5位になったペアは2人とも不合格となる。デュエット対決で負けたメンバーでも、チームとして1位になれば決勝へ進むチャンスがある一方で、デュエット対決で勝利していたとしても、チームで5位になると脱落してしまう。

 準決勝のマスターは予選から引き続き細川たかし、高橋洋子、椿鬼奴、これまでに審査員を務めた武部聡志、hitomi、チャン・ユンジョン、クリスタル・ケイ、霜降り明星・せいやが務めるほか、準決勝からは近藤真彦、ミッツ・マングローブ、チョコレートプラネット・長田庄平が参加する。

 準決勝初戦は、日本で3度のデビュー経験がありチーム「KOREA」から唯一勝ち残ったジュノと、チーム「スチューデント」「ティーンズ」でオールハートを獲得した高校生・高野航大がペアに。2人は「青春」をテーマに選び、高野の提案で村下孝蔵の『初恋』とスキマスイッチの『全力少年』をメドレーすることになった。

 日本と韓国という距離の問題から、一緒に練習ができない期間が多い2人。離れている間は個人練習に励み、本番2週間前からジュノが来日。高野の実家を訪れたジュノは、高野と一緒に朝のランニングや発声練習を共にし、高野の家族とも交流を深めた。プロとして活動しているジュノが歌い方や声の出し方などのアドバイスを行いながら、練習を重ねていった。

 本番では、制服を思わせる衣装で仲良く登場。大人っぽい表情で『初恋』をしっとり歌いあげながら、デュエットならではの美しいハーモニーを響かせた。『全力少年』で一気にテンポが変わると、ステージを縦横無尽に動き回り、客席に向かえって声をかけながらパワフルなパフォーマンスを披露した。

 デュエットの結果は、6対5でジュノに軍配が。近藤は「点数をつけていましたが、0.5ポイント差。前半戦のスローの時の歌が、ほんのわずかだけジュノさんの方が良かった」と評価。hitomiも「ジュノさんはステージングがすごくうまい。(動き回ると)音程やピッチがズレたりするけど、軽やかに歌もうまく表現されていた」と称賛した。一方、高野に投票した細川は「2人ともうまい。『どっちか選べ』ってとっても酷。ジュノさんは以前から素晴らしいと認めているし、高野君はすごくいい顔をしていた。『将来性があるな』という部分で高野君に入れた」と語った。

 デュエット対決で勝利したジュノは、高野と家族ぐるみで交流していただけに複雑な表情。「一緒に航大君とご飯も何回も行ったり、仲良く準備していた期間が、すごく楽しかったです」と目に涙を溜め、「チーム投票が残っているので」とチームでの1位を目指した。高野も「お客さんがいる前で歌うことが初めての経験だったので、“お客さんを楽しまる”ために『ステージの上でできること』がうまくいっていなかった」と反省。「でも応援してくれる人もたくさんいて、良いステージができたと思うので、ジュノさんと僕、2人で(決勝に)あがりたいです」と意気込んだ。

○準決勝:ライバルデュエットメドレー第1対戦
・ジュノ(本選二次3位)VS高野航大/勝者:ジュノ

○残りのライバルデュエットメドレーペア
・藤崎伊織(本選二次1位)&橋詰昌慧
・風水ノ里恒彦&島憂樹(本選二次2位)
・飯田俊樹&具島勇心(追加合格)
・牛島隆太&藤井大翔(追加合格)

※藤崎伊織の「崎」の正式名称はたつざき
※高野航大の「高」の正式名称ははしごだか

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