加藤諒の起用理由、映画『はたらく細胞』の武内監督「こんな変な人いない」

俳優の加藤諒が10日、都内で行われた映画『はたらく細胞』デジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース決定記念イベントに共演するマイカ ピュとメガホンをとった武内英樹監督と共に出席。撮影時のエピソードや映画メガヒットの反響についてトークした。

イベントに出席した武内英樹監督、加藤諒、マイカ・ピュ(左から)【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した武内英樹監督、加藤諒、マイカ・ピュ(左から)【写真:ENCOUNT編集部】

マイカ ピュについて、武内監督は「撮影中にどんどんどんどん大きくなっちゃって」

 俳優の加藤諒が10日、都内で行われた映画『はたらく細胞』デジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース決定記念イベントに共演するマイカ ピュとメガホンをとった武内英樹監督と共に出席。撮影時のエピソードや映画メガヒットの反響についてトークした。

 興行収入63億円突破、4週連続第1位の爆発的メガヒットを記録した『はたらく細胞』は、シリーズ累計1000万部突破の清水茜氏による人気漫画が原作。人体で動く細胞を擬人化し、彼らが病原菌と戦う姿を描く。

 16日からはデジタルレンタル、Blu-ray・DVDレンタルが、28日からはBlu-ray・DVDの発売されることをを記念して行われた本イベントには、先輩赤血球役の加藤、血小板役のマイカ ピュ、武内監督が登壇。加藤は「共演者の方に『最近見た中で一番面白かった』とか、『先輩赤血球だ!』とか言っていただいたりして、改めてこの作品の偉大さや影響力の高さを感じさせていただきました」と喜びを滲ませ、武内監督は「一番面白かったってうちの家族が言ってくれて。興行収入もまあ自分のベストを超えて、これがトップになれたことがすごく嬉しいです。あと、海外での反応が結構良くて、いろんな世界中の映画祭に呼んでいただいた」と出演者や監督にとっても代表作となったことを明かした。

 また、映画オリジナルの赤血球役を演じることになった加藤。役作りについて聞かれると「白血球の役作りって、どうしたらいいんだろう。竹内監督は難しい役を与えてくださったなと思ってたんですけど、血を抜かれる機会があった時に『僕、この役やるんだな…』と思いながら見て。こんな小さい世界のことをやるんだって思いながら、すごい想像力を膨らませながら、あの役作りさせていただきました」と語る。一方、武内監督は起用した理由について「こんな変な人いないかなって思って。得意な人じゃないですか」と笑いながらも「笑って泣けてためになる映画を作りたいと思っていて、後半はとても重たい話もありますから前半のコメディパートを全部担ってもらうのは加藤諒しかいないと思って」と力強くアピールした。

 さらに、マイカ ピュを起用した理由についても「どのキャラクターが一番人気があるのか調べてたら、当然白血球・赤血球ってメインだから人気あるんですけど、圧倒的に血小板が人気だったんです。ファンたちがみんな『血小板ちゃん、血小板ちゃん』って言ってるんで、原作ファンが納得できるキャスティングをしなきゃいけないなと」と悩んだ結果、「何百人っていう子供たちのオーディションをやった中でマイカちゃんが輝いていた」と明かした。

 その言葉に喜ぶマイカ ピュだったが、監督は「困ったのは、撮影中にどんどんどんどん大きくなっちゃって。オーディションの時は130センチぐらいだったんだけど、撮影中にニョキニョキ大きくなる。血小板のキャラってちっちゃいからいいっていうところもあるから、そこはちょっと本当に困りました」と苦笑いを浮かべていた。

 また、撮影現場ではマイカ ピュが小さい子どもたちのリーダー的存在だったことを明かし、「大変だったよね。周りの子たちがちっちゃくて言うこと聞かなくて……。先生みたいになって。でも、健くんには肩車してもらったりね」と白血球役の佐藤健に肩車されていたことを明かすと、それを聞いた加藤は「えー! されたいんですけど! いいなー!」って羨ましがっていた。

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