「戦績で内容が変わる」プロ野球界初、DeNAがシーズン連動ドラマを制作 中山秀征の長男・中山翔貴ら

横浜DeNAベイスターズは10日、球団史上初めてプロ野球のシーズンと連動した縦型連続ショートドラマ『神様、おねがい』を制作し、第1話を今月14日午後6時から公式SNS(TikTok、YouTubeほか)で配信すると発表した。同作をきっかけに「DeNAや野球への興味を持っていただきたい」としている。

ドラマ『神様、おねがい』のキービジュアル
ドラマ『神様、おねがい』のキービジュアル

縦型連続ショートドラマ『神様、おねがい』 14日第1話配信

 横浜DeNAベイスターズは10日、球団史上初めてプロ野球のシーズンと連動した縦型連続ショートドラマ『神様、おねがい』を制作し、第1話を今月14日午後6時から公式SNS(TikTok、YouTubeほか)で配信すると発表した。同作をきっかけに「DeNAや野球への興味を持っていただきたい」としている。

 発表によると、同作の主人公・浜辺きらら(栗林藍希)は横浜DeNAをこよなく愛する球団女性スタッフの一人。スリーリーは今季の展開と並走するため、「予測不能」としている。

 設定では、ボールパーソンとして働くきららが、なぜか死神にその魂を狙われてしまう。出会った死神との約束が「優勝しなかったら、魂を渡す」というもの。まさに勝敗の行方、シーズンの結果が運命を左右していく。文字通り、前代未聞のドラマで球団がこの企画意図を説明した。

「日々のチームの戦いに、もう一つのドラマが重なる新しい連続ドラマです。日々の試合における勝敗はもとより、より多くの方々にプロ野球という長期に渡るシーズンを継続的にご注目いただくことを目的として、新たな観戦体験の提案として本企画を実施いたします。ファンの皆さまだけではなく、これまで野球に親しむ機会の少なかった方々にもお楽しみいただき、横浜DeNAベイスターズ、野球の魅力を感じていただけるコンテンツとなることを願っています」

 企画・脚本は、数々の広告キャンペーンを手掛けている高崎卓馬氏。2023年カンヌ国際映画祭で、最優秀男優賞を受賞した『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)の共同脚本を務めたクリエイティブ・ディレクターで「主人公の運命が、現実のシーズンと連動する。画期的なことを思いついたつもりですが、現時点でまったく展開は想像もついていません」とコメント。その上で「魅力的なキャストと、すばらしいスタッフ、挑戦的なチーム・ベイスターズの皆さまと、この物語がどんな結末になるのかていねいに育てていきたいと思います」と話している。

 主演の栗林は新潟県出身の23歳。2014年に新潟美少女図鑑に掲載以降、地元新潟と東京でモデル活動を始め、17年に映画『緑色音楽』でスクリーンデビュー。24年公開の映画『水平線』ではヒロインの井川奈央役を演じている。

 死神役を演じるのはぎぃ子。兵庫県出身の34歳で、京都造形芸術大で演技を学んだ後に俳優として活動を始め、舞台映像作品『みんなの捨てる家。』で門真国際映画祭2018舞台映像部門最優秀主演女優賞を受賞している。

 きららの先輩・青野充役は中山翔貴が演じる。東京都出身の25歳で、父はタレント・中山秀征で母は俳優・白城あやか。青山学院大野球部でアンダースローの投手としてプレーした後、22年に俳優デビューしている。主な出演作に映画『沈黙の艦隊』『BLUE FIGHT~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』、TBS系連続ドラマ『下剋上球児』など。

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