『シンペイ~歌こそすべて』北京国際映画祭の日本映画週間オープニング作品に正式招待 緒形直人、渡辺大ら参加
歌舞伎俳優・中村橋之助が映画初主演を務めた音楽映画『シンペイ~歌こそすべて』(神山征二郎監督、公開中)が、第15回北京国際映画祭(4月18日~25日)の「2025北京・日本映画週間」(パノラマ部門)のオープニング作品に選ばれた。本作のプロデューサー・新田博邦氏、神山監督に加え、出演の緒形直人、渡辺大、土屋貴子が現地入りし、18日のセレモニー、19日の上映に参加する。

プロデューサー「中国をはじめとする世界中の観客の心に届くことを願っています」
歌舞伎俳優・中村橋之助が映画初主演を務めた音楽映画『シンペイ~歌こそすべて』(神山征二郎監督、公開中)が、第15回北京国際映画祭(4月18日~25日)の「2025北京・日本映画週間」(パノラマ部門)のオープニング作品に選ばれた。本作のプロデューサー・新田博邦氏、神山監督に加え、出演の緒形直人、渡辺大、土屋貴子が現地入りし、18日のセレモニー、19日の上映に参加する。
本作は、『ゴンドラの唄』『東京音頭』『シャボン玉』など、2000曲以上の名曲を手がけた作曲家・中山晋平の波乱に満ちた生涯を描いた音楽映画。橋之助が映画初主演を務め、18歳から65歳までの晋平を見事に演じ分けたことでも話題となった。共演には晋平の恩師、島村抱月役の緒形直人、作詞家の西條八十役の渡辺大、晋平の母・ぞうを演じた土屋貴子ら実力派が集結した。
北京国際映画祭は、上海国際映画祭と並び、中国を代表する映画祭のひとつ。国際コンペティション「テンダンアワード」をはじめ、世界各国の多彩な作品が上映される。著名な監督や俳優、映画関係者も多数参加し、映画産業における国際交流の場として注目されている。映画市場や商談会も併設され、アジア圏での配給や展開の大きなチャンスともなっている。
本作のプロデューサー・新田博邦氏は「昨年12月10日の完成披露上映に中国関係者3人が来て、上映後に打診を受けました。晋平の人生は、まさに“歌こそすべて”という言葉に集約されます。その情熱と信念を丁寧に描いたこの作品を、国境を越えて多くの方々に届けられることをうれしく思います。音楽は言葉や文化を超えて人々の心に響く力を持っています。中山晋平の音楽と人生が、中国をはじめとする世界中の観客の心に届くことを願っています」と語っている。
北京での上映を機に、アジア全域での注目度がさらに高まる『シンペイ~歌こそすべて』。日本の音楽史に名を刻んだ作曲家・中山晋平の魂を、スクリーンを通じて世界に届ける機会となりそうだ。
「2025北京・日本映画週間」は前身の「日中映画祭」から数えて、20年目の節目。今年は毎熊克哉主演『桐島です』(監督・高橋伴明)、黒木華主演『アイミタガイ』(監督・草野翔吾)、『ネムルバカ』(監督・阪元裕吾)、のん主演『私にふさわしいホテル』(監督・堤幸彦)、菅田将暉主演『サンセット・サンライズ』(監督・岸善幸)も上映される。
