元宝塚・月城かなと、初のドラマ出演「すごく緊張していた」 池松壮亮は絶賛「表現力に感動した」

元宝塚歌劇団月組トップスターの月城かなと(つきしろ・かなと)が9日、都内で行われたNHK・特集ドラマ『シリーズ横溝正史短編集IV~金田一耕助 悔やむ~』の合同取材会に出席。今作が映像ドラマ作品初出演となり、俳優業への思いを語った。

合同取材会に出席した池松壮亮(左)と月城かなと【写真:ENCOUNT編集部】
合同取材会に出席した池松壮亮(左)と月城かなと【写真:ENCOUNT編集部】

NHK『シリーズ横溝正史短編集IV~金田一耕助 悔やむ~』合同取材会

 元宝塚歌劇団月組トップスターの月城かなと(つきしろ・かなと)が9日、都内で行われたNHK・特集ドラマ『シリーズ横溝正史短編集IV~金田一耕助 悔やむ~』の合同取材会に出席。今作が映像ドラマ作品初出演となり、俳優業への思いを語った。

 宝塚歌劇団に95期生として2009年に入団した月城は、同年『薔薇に降る雨/Amourそれは…』で初舞台を踏み、24年7月7日に『Eternal Voice 消え残る想い』『Grande TAKARAZUKA 110!』の公演をもって、およそ15年間在籍した宝塚歌劇団を退団。同年8月、さまざまなジャンルでの活動に挑戦すべく、芸能事務所スターダストプロモーションに所属することを発表した。

 主演を務める池松壮亮と取材会に出席した月城は、「この作品が私にとっては映像の初めての出演となります。今、振り返って見てみるとすごく緊張していたんだと思います」と照れ笑い。「現場では池松さんが頼もしく、やさしくリードしてくださって励まされました。チーム感を持って1個の作品を作れることにありがたさを感じました」と振り返り、「俳優としての第一歩として、この作品に出られたことを光栄に思っています。これを励みにこれからも頑張りたいと思えるような経験でした」と語った。

 4月24日放送の第1回『悪魔の降誕祭』に登場し、殺人事件に巻き込まれる人気ジャズシンガー・関口たまきを演じた月城。金田一耕助役の池松の印象については、「率先して引っ張っていってくださる。演技だけではなく、ちょっとした小道具を動かしたり、人が倒れるマットを自ら支えてくださったり、そういう現場での姿勢でチームとして信頼し合って作られているからこそ、いろんな人に愛されて来たのだと感じました」とコメントした。

 池松は月城との共演について、「これからすばらしいキャリアを踏んで行かれる方なので、宝塚を出て1本目がこれで大丈夫なのかな? と思いました」とジョークを飛ばし笑顔。「たくさんの俳優さんに出会ってきましたが、驚くようなその瞬間の集中力がある。表現力に感動しました」と絶賛し、「刺激になりましたし、またすばらしい方が金田一シリーズに出てくださったのだと思いました」と喜んだ。

 名探偵・金田一耕助が活躍する横溝正史氏の傑作を、池松主演で「ほぼ原作に忠実に映像化」する「シリーズ横溝正史短編集」。シリーズ第4弾は、「悪魔の降誕祭」「鏡の中の女」「湖泥」の3本が放送される。

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