加藤シゲアキ、小説家活動に言及「書けなくなることがない」 舞台稽古と並行作業で新作に着手
NEWSの加藤シゲアキが7日、都内で行われた主演を務める舞台「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」プレスコール及び開幕前会見に、共演する村田雄浩、瀧七海、安蘭けい、演出を務めるマキノノゾミと共に登場。小説家活動について言及した。

締め切りに追われるも「落ちないんです」
NEWSの加藤シゲアキが7日、都内で行われた主演を務める舞台「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」プレスコール及び開幕前会見に、共演する村田雄浩、瀧七海、安蘭けい、演出を務めるマキノノゾミと共に登場。小説家活動について言及した。
17世紀に実在した大きな鼻の剣豪詩人の恋物語『シラノ・ド・ベルジュラック』は、1897年にフランス・パリで初演され、世界でもっとも上演されている戯曲。本作は、そんな『シラノ・ド・ベルジュラック』の誕生秘話を、映画監督としても活躍するフランスの若手劇作家・演出家アレクシス・ミシャリクがドタバタ幕内コメディとして描いた作品。2016年にパリで初演され、日本では23年に新国立劇場にて、マキノノゾミ演出、加藤主演で初演された。
加藤演じる劇作家のエドモンはスランプに陥っており、2年間も全く書けなくなっている。加藤自身も小説家として活動しているが、エドモンのようにスランプに陥ることはあるのかと聞かれると、「僕は書けないことがないんでね」と一言。天才作家だと称賛されると、「そう言いたいんですけど、僕は自分のペースで書いてるから」と説明し、「ただ一個、今もう目下で締め切りが近いものがあって、舞台の稽古をやりながら書いてる」と舞台と並行しながら新たな作品を書いていることを明かした。
セリフ量も多く、展開が早い舞台なだけに、出演者から驚きの声が上がると、加藤は「書けないというか、本当に時間がない。でも、書けないときもやるしかないと思います。締め切りギリギリは今まで何回もあるけど(原稿)落ちないんですよね。乗り越えさせられてるっていうのが正しいかもしれない」と語った。
また、劇作家の経験がある加藤は「(劇作家も)小説とは違う楽しさがたくさんあった。自分のセリフをキャストの方から言ってくれる面白さとかもあるんですけど、セリフ増やせとか減らせとかそんなこと言われたら……」と劇中のエドモンの苦労に頭を悩ませ「小説は自分の中で完結するし自由なんで。またいつか書きたいなとは思いますけど」と語った。
