4月13日に開幕する大阪・関西万博。その公式ガイドブック『2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博公式ガイドブック』において、制作途中のイラストが誤って掲載された絵本作家の青山邦彦氏が5日、Xを更新。訂正表が届いたことを明かし、「完成品が少しでも多くの方々に届くのを祈るばかり」としている。

　青山氏は3月26日にXで、『大阪・関西万博 公式ガイドブック』に、「制作途中でレイアウト検討のために必要と言われスマホで撮って編集部に送ったものがそのまま載ってました！」と、制作途中のイラストが掲載されたことを報告していた。

　その後、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は28日に公式サイトで謝罪。「書籍については、完成イラストを記載した訂正表の差し込み、博覧会協会HPおよびJTBパブリッシングHPでの訂正の告知、重版時には完成したイラストの掲載を、電子書籍版については、完成したイラストに差し替えるなど対応を進めてまいりたいと考えております。この度は誠に申し訳ございませんでした」と説明した。

　公式サイトで謝罪が行われてから1週間後、青山氏は「JTBパブリッシングから『大阪・関西万博公式ガイドブック』の訂正表が届きました」と報告。「スマホ画像引き延ばしと、ちゃんとした印刷データはやっばり違いますね。これが今発行されている初版にどれだけ差し込まれるのか…。完成品が少しでも多くの方々に届くのを祈るばかりです」と願った。

　また、あるユーザーからの「黄色の色が差し色になっているところとか色のバランスが丁寧にあって素敵に完成されているのになんでまた未完成が世に出回っているのか悲しくなります」という声に対して、青山氏は「ありがとうございます。全国書店に置かれている初版の全てに、この訂正表が差し込まれて欲しいです。でも現実的に出来るのか…が非常に気になります」と返信している。

『2025年日本国際博覧会 大阪・関西万博公式ガイドブック』は3月19日に販売開始。B5判、360ページで3080円（税込）。パビリオンやイベント掲載、インフォメーションガイドや、子ども向け特集などが掲載されている。