浅野忠信、芸術活動の原点を告白 撮影期間にストレス発散「気持ちがリラックスした」

俳優の浅野忠信が2日、都内で行われたアート個展「TADANOBU ASANO EXHIBITION PLAY WITH PAIN(T)」のオープニングセレモニーに登壇した。

オープニングセレモニーに登壇した浅野忠信【写真:ENCOUNT編集部】
オープニングセレモニーに登壇した浅野忠信【写真:ENCOUNT編集部】

ライブペインティング・イベントも開催

 俳優の浅野忠信が2日、都内で行われたアート個展「TADANOBU ASANO EXHIBITION PLAY WITH PAIN(T)」のオープニングセレモニーに登壇した。

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 浅野は、俳優活動と並行しながらアート活動を精力的に続け、過去には東京・ワタリウム美術館やパルコのアートギャラリーなどで個展を開催。今回は、東京・伊勢丹新宿店での初の大規模個展となり、これまで描き続けてきた膨大な作品の中から選りすぐりの作品と、新作を含む200点以上を展示する。

 自身が絵を描き始めたきっかけを聞かれ、「父が若い頃に絵描きになりたくて、家に画集や画材があった。兄と落書きみたいなことを始めて、絵を描くのが好きで毎日のように書いていました」と芸術活動の原点を説明。中国で行われた映画『羅曼蒂ク消亡史』(2013年)の撮影を振り返り、「ストレス発散の方法がなくて、スケジュール表の裏にボールペンで描いていたら気持ちがリラックスした。そこからまた止まらなくなりました」と明かした。

 俳優としては、映画『SHOGUN 将軍』でゴールデングローブ賞・助演男優賞を受賞。「受賞後、アートに変化はあった?」という質問には、「変化ということではありませんが、俳優として目いっぱいやって、絵も目いっぱい描いて、もう描くものがないというのが正直あり、今はまた模索しています」と答え、「撮影があった方が筆が進むのかもしれません。現場でストレスを発散するために」と笑った。

 自身過去最大級のスケールで展開される個展の見どころを聞かれると、「20年前くらいの作品もあって、俳優を続けながらずっと描いていた。僕の中では自分の浅野忠信史ではないけど、俳優の歴史を照らし合わせて見ることができた」としみじみ。「僕の中では、愛おしい作品の数々なので、それを大規模にやっていただけて、みなさんに見てもらえてうれしいです。僕のヒストリーに注目して見てもらえたらと思っています」とアピールした。

 本展は、2日から6日の5日間、伊勢丹新宿店・本館6階催物場にて開催。5日の午後2時からは、浅野によるライブペインティング・イベントも開催される。

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