フジ社長、中居正広氏から性暴力を受けた元社員アナに「申し訳ない気持ちでいっぱいです」

元タレントの中居正広氏が起こした女性とのトラブルをめぐって問題視されているフジテレビの一連の対応をめぐり、同社と親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)が設置した第三者委員会(委員長・竹内朗弁護士)が31日、調査報告書を公表した。同委員会の会見後、フジテレビ社長でFMH次期社長の清水賢治氏が1人で記者会見。報告書で中居氏から性被害を受けたと断定された元社員アナウンサーAさんについて、「申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪の意を示した。

記者会見に登壇した清水賢治氏【写真:徳原隆元】
記者会見に登壇した清水賢治氏【写真:徳原隆元】

第三者委員会の調査報告書を公開後、記者会見

 元タレントの中居正広氏が起こした女性とのトラブルをめぐって問題視されているフジテレビの一連の対応をめぐり、同社と親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)が設置した第三者委員会(委員長・竹内朗弁護士)が31日、調査報告書を公表した。同委員会の会見後、フジテレビ社長でFMH次期社長の清水賢治氏が1人で記者会見。報告書で中居氏から性被害を受けたと断定された元社員アナウンサーAさんについて、「申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪の意を示した。

 清水社長は1人で205人の報道陣に対じした。そして、会見冒頭で第三者委員会による調査報告を受けての見解を口にした。

「我々の自己認識がいかに甘かったかを認識しました。被害女性に寄り添うどころか、会社は守ってくれないと思わせ、退職せざるを得なかったことなどで申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 そして、セクハラが横行していると指摘された企業体質で、性別、年齢、容姿などに着目して呼ばれる会合の慣行などを通じて人権リスクを「助長」していた可能性が認められることについては、「深く反省してあらためなければならない」とした。

 第三者委員会の調査に協力した被害女性、社員に対しては「感謝の気持ちでいっぱいです」と謝意を述べた。

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