有村架純、30代を迎えて実感「親元を離れてこの10何年、1人でやってこられたんだな」

俳優の有村架純が31日、都内で行われた映画『花まんま』完成報告会見イベントに主演を務める鈴木亮平、前田哲監督と共に登壇した。

イベントに出席した有村架純【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに出席した有村架純【写真:ENCOUNT編集部】

映画『花まんま』完成報告会見イベントに登壇

 俳優の有村架純が31日、都内で行われた映画『花まんま』完成報告会見イベントに主演を務める鈴木亮平、前田哲監督と共に登壇した。

 本作は、作家・朱川湊人が第133回直木賞を受賞した同名短編集を映画化。早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に、たった1人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・俊樹(鈴木)と、ある秘密を抱えた妹・フミ子(有村)の絆を描いた感動物語。

 有村は脚本を読んだ時の感想を問われると、「とても懐かしい気持ちになりクスッと笑えました」と笑顔を見せると「また新しい作品が出来るのではないのかという予感がありました」と期待に胸を膨らませてのクランクインだったという。“懐かしさ”について有村は「脚本もそうですが、完成した映画を観た時、自分自身の過去を振り返えるような作品になっているなと。家族、姉妹に対するこれまでの自分が過ごしてきた時間だったり、そんな家族と離れて、今30代を迎えたのですが、親元を離れて自分はこの10何年、1人でやってこられたんだな、とかいろいろなことを感じることができました」と感想を述べていた。

 兄役の鈴木とは本作が初共演となったが「久しぶり~。ただいまと言いたくなるほどの空気感を作ってくださいました」と最初から打ち解けられたことを明かすと「一切壁を感じることなく(鈴木が)“にいやん”としてたたずんでくださった。皆さん関西弁を話す方が集まった現場だったので、あちこち関西弁が飛び交っていて、とてもリラックスできる雰囲気でした」と鈴木と関西弁に感謝を述べていた。

 有村が演じたフミ子はミステリアスな女性。有村は「いつも私は登場人物の距離感を考えながらお芝居を考えるのですが、距離感を整理しつつ、フミ子の持つ謎を、しっかり俯瞰する冷静さも大切に演じました」と役へのアプローチ方法を語っていた。

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