MC復帰の加藤綾子、約2年半ぶり収録は「眩しかった」 子育てに苦闘「思い通りに行かないことが多い」
元フジテレビでフリーアナウンサーの加藤綾子が、4月3日からスタートするテレビ東京系バラエティー番組『ナゼそこ?+』(木曜午後8時58分)の新MCに就任する。活動休止から約2年7か月。復帰後初となるレギュラー番組の収録後に約30分間の囲み取材に応じ、子育ての日々や番組への思いを打ち明けた。

テレビ東京系のバラエティー番組『ナゼそこ?+』の新MCに就任
元フジテレビでフリーアナウンサーの加藤綾子が、4月3日からスタートするテレビ東京系バラエティー番組『ナゼそこ?+』(木曜午後8時58分)の新MCに就任する。活動休止から約2年7か月。復帰後初となるレギュラー番組の収録後に約30分間の囲み取材に応じ、子育ての日々や番組への思いを打ち明けた。
加藤は2022年9月にメインキャスターを務めるフジテレビ系情報番組『Live News イット!』を卒業。結婚をきっかけに家族との時間を大切にしたいとの希望から、所属事務所を通じて活動休止を発表した。
芸能界への復帰となる番組の出演オファーは「すごく嬉しかったです。よく見ている番組でもありましたし、兄も母もすごく好きな番組だったので。この番組の担当になったっていうことを報告した時にはすごい喜んでくれた」と当時の心境を明かした。
しかし、約2年7か月ぶりとなる番組の初回収録は、豊富なキャリアを持つ加藤でも動揺したという。「眩しかったです。こんなにライトって照らしてくれるかなって思って。あ~のど乾くって、緊張も含めてカラカラになって口の中が」と素直に打ち明けた。
「でも(二回目の収録の)今日はそこまで。1回目を終えたばかりっていう風に思えないぐらいリラックスした感じでスタジオにとけ込めました」。MCとしてコンビを組むのは俳優のユースケ・サンタマリア。「何が嘘で何が本当か分からない人」とその独特な人柄を表現したが、「(ゲストにも)緊張させないというか、リラックスして、好きなこと話してねっていう空間作りをしてくださるので、すごく楽しかったっていう気持ちで終わることができました」と感謝していた。
共演するのは二回目だという。一回目の当時はフジテレビの新人アナウンサー時代だったが、「ユースケさんも自由な方なので仕切ることができなくて、ハチャメチャな終わり方をして、その1回で(番組が)終わってしまったっていう時があった」と苦い思い出を回想した。「だからリベンジをしてるような気持ちもある」と共演の成功に思いを込めた。
休止期間中は育児に専念「自分の思い通りに行かないことが多い」
活動休止期間中は育児に専念していた。「良くも悪くも自分の思い通りに行かないことが多いです」と少し下を向いて語る。「朝はゆっくりと自分で紅茶を入れてお気に入りのカップで飲むとか、そんな時間の過ごし方はもうできない」と生活の変化にも苦闘しているが、そんな日常が気づきの連続だと言う。番組には欠かせないエピソードトークも育児ネタをストックしている。「うちの子どもは自分が手に持ってるものを冷蔵庫の下とか隙間に隠す癖があって。それを私が菜箸で引っ掛けて取って。何やってるんだろうって思いながら苦戦している自分の姿を俯瞰で見て、これいけるかもなって思ったりとか。ちょっとしたことなんですけど、なるべく自分の中でネタとしてとっておけたらなと思って生活してます」と笑顔で明かした。
「いい意味で自分自身と向き合えてるっていうか、足りないところとかもたくさんあるんですけど、こういうことで怒っちゃいけないよなとか、赤ちゃん今こういうことしてほしいんだよなとか。なるべく、相手が考えていることを理解しようっていうのは以前より深く考えるようになりました」と子育ての充実ぶりを語った。
番組は、世の中の「ナゼそこ?」と思える場所に急行し日本の不思議を新発見することがコンセプト。「親目線でやっぱりその山奥で暮らしてる子供たちがこう出てくると、今お母さんたちもこれだけ(子どもが)小さいから大変なんだろうなとか、その瞬間だけじゃないそのご家族の一面を想像することができるようになった」と成長を明かす。
すでに長野県の山奥にも取材に行き、人の温かさに触れたと言う。最後はテレビ東京のアットホームな雰囲気にも触れ「普段知り合えないような方たちの生活とか、その方たちの表向きは見えてないけど、ずっと密着してるからこそ見えてくるその方の人生に(触れられるのが)魅力」と番組をアピールした。
