安斉かれん、注目度急上昇中の“本音”を独占告白 「今とっても不思議な気持ち」

ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)のアユ役で一躍脚光を浴び、注目の存在となった歌手・安斉かれん。7月22日に配信リリースした新曲「僕らは強くなれる。」も絶好調で自身最大のヒットを記録している。ENCOUNTではそんな安斉の魅力を過去と現在、全5回に渡ってインタビューで解き明かす。1回目は安斉の新曲に込めた思いやリリース後の現在の心境について語ってもらった。

注目度急上昇後の本音を語った【写真:本多元】
注目度急上昇後の本音を語った【写真:本多元】

【特集 安斉かれん】独占インタビュー(1)「僕らは強くなれる。」制作エピソード

 ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)のアユ役で一躍脚光を浴び、今注目の歌手・安斉かれん。7月22日に配信リリースした新曲「僕らは強くなれる。」も絶好調で自身最大のヒットを記録している。ENCOUNTではそんな安斉の魅力を過去と現在、全5回に渡ってインタビューで解き明かす。1回目は安斉の新曲に込めた思いやリリース後の現在の心境について語ってもらった。(取材・文=福嶋剛)

――7月22日にリリースした5枚目のシングル「僕らは強くなれる。」は、発売して1か月近く経ちましたが、安斉かれん史上、最大のヒットとなっています。

「本当にありがたいです。『僕らは強くなれる。』は、4年前の高校2年生の頃に作った曲で、吹奏楽部だった中学3年間のストレートな思いをノートにパーッと書いて、その言葉をつなぎ合わせて歌詞にしました。だから当時はこの曲が世の中に出るかも全然わからなかったですし、もちろん出せたとしても、こんなにたくさんの人に聞いてもらえるとは全く思っていなかったので。今とっても不思議な気持ちです。みなさんから『元気が出ます』とか『受験頑張れそうです』とか、たくさんの感想やメッセージをいただいて、当時の自分の気持ちをぶつけた曲が、誰かの応援歌になっていると思ったら本当にうれしくて」

――目が覚めたら昨日と全く違う世界にいる。そんなことを感じたりしません?

「そういうことを意識しちゃうと自分にとってよくないから、わざと考えないようにしているんです。それよりも目の前のやらなきゃいけないことを頑張ってやっていけば、いつかきっと次につながるんだって、そう信じて毎日過ごしてます」

――「僕らは強くなれる。」は、聞く人を励ましてくれる歌なんですが、一方で実は“安斉かれん自身”を励ましている歌でもあるのかなって。

「確かにこの曲を書いた頃って、いろいろと迷っていた時期だったから、こういう歌詞を書くことで『自分が強くなれる』って言い聞かせていたかもしれないですね」

――迷ってたことの1つは歌手としての道ですか?

「そうですね。デビューする前で、就職とか進学とか、みんな進路を決める時期だったので『自分はこのまま歌っていていいのか?』って。そんな悩みがありました。芸能や歌をやっていることは誰にも言ってなくて相談もできなかったので、友達から『かれんは就職どうするの?』って聞かれると、『そうだな~。ニートかな?』ってごまかしたり。そんな迷いがあった時期でした」

――歌手になっていなかったら何をやってました?

「サックスをやってたときは、サックスのインストラクターをやりたいなって思っていたんですが、リアルなところで言うとコンビニ店員」

――意外な答えです。それはなぜ?

「コンビニ店員をやりながら、猫を飼うっていうのが昔からの夢なんです。他にもウエディングプランナーになりたかったです」

――素敵じゃないですか?

「キラキラしたウエディングドレスが好きで。でも友だちに『土日休みじゃないよ』って言われて、『それは無理』って諦めたんですけど」

――今は土日どころか全然休めないですよね(笑)。

「そうなんです(笑)。でもやっぱり音楽が1番好きなので、好きなことをやるのが1番いいですね(笑)」

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