相葉雅紀、日本初演の舞台で主演を務める 共演者が称賛「気を使わせることもなかった」
嵐の相葉雅紀が9日、都内のPARCO劇場で行われた舞台『グッバイ、レーニン!』の開幕前会見、プレスコールに出席した。

東京・PARCO劇場で上演、舞台『グッバイ、レーニン!』
嵐の相葉雅紀が9日、都内のPARCO劇場で行われた舞台『グッバイ、レーニン!』の開幕前会見、プレスコールに出席した。
会見には、堀内敬子、トリンドル玲奈、浅利陽介、西尾まり、山崎一も出席。日本初演となる本作で、母のため必死の嘘をつき続ける主人公・アレックスを演じる相葉は、「ここに登壇している役者さん以外にも大先輩の方々に囲まれて、すてきな経験をさせていただいています。こんなすてきなみんなで作る愛のあるフィクションの世界に一緒に入っていただけたらと思っています」とアピールした。
稽古期間の印象的な出来事を聞かれると、「みんなで2回くらいご飯に行きました。浅利くんが、みんなが集まれる日をメモに書いてやってくれていたのがアナログで印象的でした」と笑顔。堀内や山崎、先輩俳優との共演については、「みんな仲がいいので、その中に入れていただけている感じが心地いいです」と感激した様子で、「このあいだ実家でこんなことがありましてとか、あまり人に話さなくてもいいようなことも話せちゃいました」と語った。
アレックスの母を演じる堀内は、相葉について「稽古の時からせりふが入っていて、スムーズにお稽古ができ、みんなに気を使わせることもなかった」と座長としての姿勢を称賛。「一丸となり手を取り合って作った作品なので、それがみなさんに伝わったらいいなと思っています」とメッセージを送った。
「もし自分がアレックスと同じ状況だったら母に嘘をつき続けることができる?」というテーマでトークを繰り広げると、相葉は「嘘をつかない」と回答。実際にアレックスを演じて嘘をつく大変さを感じたようで、「傷つかないような伝え方を考えます」と?をつけない性格であることを明かした。
本作は、2003年にドイツで映画公開され、本国ドイツだけでも600万人以上を動員、大ヒットした名作映画の舞台版。東西ドイツが統一されてから三十数年が経ち、ドイツ国内でも東ドイツの記憶が薄れつつある中、東ドイツを知らない世代も、あの時代を懐かしむ世代も親しみをもてるよう、国家の政治的な背景ばかりでなくコメディ要素も盛り込んだ家族にまつわる普遍的でハートフルな演劇作品として、21年に初めて舞台化された。
31日まで渋谷のPARCO劇場で東京公演、4月5日から7日までキャナルシティ劇場で福岡公演、4月11日から15日まで森ノ宮ピロティホールで大阪公演が上演される。
