粗品、初の審査員で独壇場 70点台連発…ハイヒール・リンゴとは“対立”「疲れへん?」

お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が2日、読売テレビで行われた『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初めて審査員を務め、理路整然としたコメントで、お笑いに対する分析力を披露した。注目の採点はファーストラウンドの出場全7組で審査員5人中、最も低い点数をつけた。7組目のオーパスツーは77点とし、最高がフースーヤの86点。90点台はなかった。

霜降り明星の粗品【写真:山口比佐夫】
霜降り明星の粗品【写真:山口比佐夫】

『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初の審査員

 お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が2日、読売テレビで行われた『第14回ytv漫才新人賞決定戦』で初めて審査員を務め、理路整然としたコメントで、お笑いに対する分析力を披露した。注目の採点はファーストラウンドの出場全7組で審査員5人中、最も低い点数をつけた。7組目のオーパスツーは77点とし、最高がフースーヤの86点。90点台はなかった。

 粗品はトップのぐろうに85点をつけた後、タチマチ81点、マーメイド78点、翠星チークダンス85点、マーティー79点、フースーヤ86点、オーパスツー77点。決勝2組はフースーヤ(456点)と翠星チークダンス(451点)が進出した。

 粗品の独壇場だった。最大でほかの審査員と14点の差がついた(オーパスツーがリンゴ、久馬が91点)。78点としたマーメイドについては「4分35秒やってたのが気になった」と4分のネタ時間について言及した。85点の翠星チークダンスの木佐にはセンスを評価しつつ「結果が出なさ過ぎて、アホの客に迎合しすぎてるかなって」と毒舌を発動。MCのブラックマヨネーズ・小杉竜一が「粗品調べですよ」とフォローした。

 タチマチのネタ後は、スタジオがややシーンとするほどの評論を展開。聞いていたボケの安達周平は「思ってた1文字もずれてないことを言ってる」と感嘆した。

 79点としつつ「センスあるなと思いました」とした4年目・マーティーのネタ後には、最年長のリンゴと意見が“対立”した。「漫才やからそんなにホンマのこと言わんでも」と評したリンゴの後、粗品は「リンゴさんは“ホンマのこと言い続けんでも”と言われたけど、ホンマのことを言い続けて笑わすのが話芸だと思う」と持論を披露。リンゴが「疲れへん?」と言い、粗品が返そうとしたところでストップがかかった。間に挟まれたお~い久馬は困惑気味だった。

 最高点86点をつけたフースーヤには「きょうでいうと一番ウケてた」とし、4分30秒だったとネタ時間に触れ「4分以内なら、もっと点数つけたかった」と話した。

 松竹芸能初の決勝進出でラスト出番のオーパスツーにこの日最も低い77点をつけた。「漫才上手です」と技術を褒めたものの、「25秒オーバーしてたのと、ウケてなさすぎた、正直」と厳しいコメントをした。

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