シンガー・ソングライターのAIが1日、TBS系『人生最高レストラン』（土曜午後11時30分）に出演。人生を変えた歌姫との出会いを語った。

　米国生まれのAIは幼少期に鹿児島へ移住。中学校卒業後は米国・LAの学校へ留学した。その後、本格的に音楽活動を開始。日本のレコード会社からオファーを受け、帰国後にデビューした。

　今年でデビュー25周年。数々のヒット曲を持つAIだが、デビュー当初は「全然でした」という。音源リリース時、レコード店でのインストアライブでは「（お客さんが）3人とか、1人とか」だったことも。「すごく自信はあった」ものの、スタッフからは自作の曲や歌が「洋楽っぽすぎる」と指摘されたそうだ。

「もっと、こう歌え」「こういうのを見てごらん。ここに出てる人たち……」などと比べられる日々。AIは「なんで私、呼ばれたんだろう？」と悩み、若かったこともあり、「自分のスタイルを分かってくれない」「お客さんや、あんたたちが悪いんだ」と考えていたという。

　そんな折、クラブで歌っていたAIは、客として来ていた安室奈美恵さんと出会うことに。その場では「良かったよ。バイバイ」と別れたそうだが、後日、安室がボーカルとして参加したプロジェクト「SUITE CHIC（スイート・シーク）」に「ラップで参加してほしい」とのオファーがあったそうだ。

　これを機に、AIは「いろんな経験を初めてしたんですよね」と回想。「あんまり自分の中でブレイクが分からなくて……」としつつも、「でも、ホントにまぁ安室さんとの出会いで一番最初にテレビに出させてもらった」と感謝した。