赤いきつねアニメCM、一部がエスカレート…アニメーター攻撃「キモい宣伝」 冷静なユーザー「マルちゃんはきっちり守って」
東洋水産が販売するカップ麺「マルちゃん 赤いきつね」のアニメCMを巡り、ネット上のごく一部から「性的だ」と批判の声が上がった。ネット炎上に詳しい専門家はこの事象を「典型的な非実在型のネット炎上」と指摘。しかしながら一部のユーザーは止まらず、アニメCMの作画を担当したアニメーターにまで誹謗中傷が及んでいる。
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専門家「典型的な非実在型のネット炎上」
東洋水産が販売するカップ麺「マルちゃん 赤いきつね」のアニメCMを巡り、ネット上のごく一部から「性的だ」と批判の声が上がった。ネット炎上に詳しい専門家はこの事象を「典型的な非実在型のネット炎上」と指摘。しかしながら一部のユーザーは止まらず、アニメCMの作画を担当したアニメーターにまで誹謗中傷が及んでいる。
今回大きな話題となったのは東洋水産株式会社が今月6日に公式SNS上で公開したCMだ。若い女性が夜、暗い自室で恋愛ドラマを見て涙を流した後、赤いきつねのカップ麺をすする様子が収められている。うどんやお揚げを食べる女性の口元や、赤く染まった頬がアップで写される演出もある。このCMに対し一部から「性的強調を感じる」「男性視線の広告」などの声が上がった。
否定的な声をあげるユーザーに対し「過剰反応」「気にしすぎ」などの声も多く上がっているなか、専門家は今回の問題を「非実在型炎上はごく少数の人の意見をメディアが報じることで、あたかも炎上があったかのような印象を与えてしまうもの」と解説し、それはメディアの責任もあると説明した。
そんななか、一部ユーザーは同CMの「コンテ、キャクターデザイン、演出、作画監督」を務めたアニメーターに言葉の刃を向けている。
アニメーターが仕事報告をした投稿に対し「なるほど確かに、オタク芋女のセンスって感じのキモさだったな」「#性差別」「キモい宣伝。普通にエロです。食欲失せます」「オタク女」など引用リポスト。他にも「赤いきつね、この人か」と特定して中傷コメントを残すユーザーもいた。
一方で「webCM見て食べたくなったから食べました!」「見たけど美しい作品だったよ」「とっても可愛いキャラクターデザイン」「とって素敵なCMだと思いました」「まともな国民は応援してます」「誹謗中傷なんかに屈しないでほしい」「いいデザインです」「マルちゃんはこの素晴らしいアニメーターさんをきっちり守って欲しい」「建設的な批判ならまだしもここで掛けられてる一部の言葉がマジで嫌すぎる」など擁護する声も多く見られていた。
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