元MBSでフリーの豊崎由里絵アナウンサー（36）が14日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』（月～金曜午後1時50分）に出演。共演する小籔千豊らと、“やる側にとって思うSNSのメリット・デメリットの割合”について議論した。

“10対0”でメリットのみとした小籔は「“SNSというものはどうなのか”ってなってくると話は変わってくるんですけど、僕に関しては」と前置きしつつ、インスタグラムでモデルのまねをしたところ女性誌3誌の専属モデルになったり、東京ガールズコレクションに出演したり、主宰するコヤブソニックにもつながるといい、「宣伝、広告、お仕事につながったという部分でいうとメリットしかない」と断言。炎上の“先駆者”と自称したが、「“世の中にはこんな変な人おんねや”っていうことが如実に分かる。ネットの中やから本音が出る。そのときに（通常は）普通にこうやっておるけど、“こんな異常なヤツおんねんな”って知れたのは大きかった」と前向きにとらえた。

“3対7”でデメリットが多いとした豊崎アナは「私はデメリット『10』にしても良かったんですけど、拡散力とか災害時の利用を考えて、メリットもあるから（少し）残しました」と説明。「やっぱり誹謗（ひぼう）中傷とか、私は戦わないタイプの人間なんですけど、あと広告の質の悪さとか」と挙げた上で、「なんといってもルッキズムの助長、加工疲れ。誰がどんな風に加工してるか分からない世界じゃないですか。同世代のインスタとかに上がってくる写真を見てるとピッカピッカに輝いてて、シワ一つもないし。それが本当にそうなのか、ライトなのか、加工してるのか全然分からないですけど、“世の中ってそういうものなのか”って私の中で世の中が作られてしまって」と悩みを明かした。

　MCの青木源太アナから「自分自身は加工しないんですか？　写真上げるときに」と聞かれ、「えっと、首のシワは消します」と告白。笑いが起こる中、「“首のシワだけちょっと消そうかな”ってやりだしちゃうんで、気になっちゃう。鏡見たときに加工のない自分がいる。首のシワがある自分がいる。でも、SNSではシワなんで1人もないからっていうループにハマっちゃって。それも“時間泥棒”だとも思うし、なくなったらどんなに生活が楽だろうと思います」と本音を吐露した。

　これに対し、小籔は「それはSNSのせいちゃいますわ。あなた自身の問題ですわ」とピシャリ。豊崎アナが「いやいや、SNSがなかったら、加工文化もないわけですから。比べることもないじゃないですか」と反論したが、小籔は「いやいや、そんなことに動じる若いネエちゃんはSNSやらんべきですわ。人と比べて自分のテンション上がったり下がったりするような人であれば、SNSなんかやめなはれ」と指摘した。

　小籔は「周りがきれいだろうが、どうであろうが、あなたは“世界に一つだけのオンリーワン”、比べんでよろしいねん。勝手に比べて病んでる、“向こうが加工してるから、私も首しよう”（なんて）どうでもええねん」とコメント。

　豊崎アナが「“オンリーワン教育”を受けてきてないわけじゃないですか」と返すと、小籔は「『世界に一つだけの花』100回以上聞いたでしょう？　右から左やったんですか？　家帰って、もう一回ダウンロードしてください」と指令。「確かに」と言った豊崎アナは、「“いいねんけど、あれは私のことではないな”って思っちゃいました」と話した。

　小籔が「みんなです」と断言すると、豊崎アナは「学校とかで人と比べる文化でずっと育ってきて、SNSでもその土壌ができちゃってるわけじゃないですか。ってなると抜けられない」となおも抵抗した。小籔は「それはあなたの問題ですわ」と言うと、青木アナが「助長してるけど、それを自分がどう受け止めるかって問題ですね。確かにね」とフォロー。小籔は「SNSのせいにしなさんな」と厳しかった。